富士山登山初心者ガイド
登山適期は概ね7月上旬から9月下旬。
※24時間監視中の常時観測火山(活火山)
ページ内ワープリンク
初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→○行ける
日帰 日帰り登山が可能な山
「初心者でも登れる=楽勝」ではないことに注意。
[vs.富士山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 張替可能の中級登山靴
すり減ったビブラムソールを新調できる中級登山靴。履き潰しの廉価モデルより長く使える。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
富士山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
河口湖口登山道
富士スバルライン富士山五合目
登山口の場所:山梨県南都留郡鳴沢村字富士山:富士山五合目
登り片道:5時間50分
登山道中の目標/地名: 雲上閣→富士山安全指導センター→救護所→久須志神社→お鉢巡り(金明水or銀明水)→富士山山頂(剣ヶ峰)
他の登山口&マイナー登山道
富士宮口登山道
富士スカイライン五合目レストハウス
登山口の場所:静岡県富士宮市北山:五合目レストハウス
登り片道:5時間10分
登山道中の目標/地名: 五合目レストハウス→富士山指導センター→富士山衛生センター→銀明水→富士山山頂(剣ヶ峰)
須走口登山道
ふじあざみライン須走口五合目
登山口の場所:静岡県駿東郡小山町須走:ふじあざみライン5合目
登り片道:6時間10分
登山道中の目標/地名: 須走登山口→古御岳神社→砂払五合→久須志神社→お鉢巡り(金明水or銀明水)→富士山山頂(剣ヶ峰)
御殿場口登山道
御殿場口新五合目
登山口の場所:静岡県御殿場市中畑西沢:新五合目
登り片道:8時間10分
登山道中の目標/地名: 御殿場口新五合目→新五号五勺→銀明水→富士山山頂(剣ヶ峰)
登山道・登山風景コミュ
富士山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
富士山周辺地域の雰囲気
孤高の霊峰 富士山
威風堂々とした独立峰の山体は日本一の山の風格を漂わせている。
標高3776m。日本の最高峰。
…いろいろな意味で語りやすい山。
このページでは日帰り登山をベースに登山計画を進めてはいますが、「行ける場所まで行こう」というスタンスの日帰り登山計画です。
山頂到着までの弾丸登山計画とは違いますので、あらかじめご承知おきください。
富士山登山口の調査と決定
富士山の登山口・登山道
富士山の登山道は富士登山オフィシャルサイト【※HP 】へ。
登山口・ルートをまとめると…
★富士スバルライン五合目(吉田ルート)【※MAP 】
★須走口五合目(須走ルート)【※MAP 】
★御殿場口新五合目(御殿場ルート)【※MAP 】
★富士宮口五合目(富士宮ルート)【※MAP 】
…となる。
富士山のウンチクやトリビアはウィキペディア【※wiki 】へ。
富士山登山時間と日程想定
「見る山」と呼ばれる富士山登山
個人的な考えのひとつなのだけど…
日本中から登山客が押し寄せる富士山で、大名行列で山小屋を予約宿泊してまで 山頂に行きたいとは思えない。
ある程度山登りをした人はそんな風に富士山の登山風景に感じる人は少なくない。
登山速度を上げようとしても有名すぎる山ゆえに山頂付近は大渋滞。
山頂下300mにある山小屋スタッフの通勤&商品運搬用ブルドーザー。
『御来光』がうんぬん。
涙が出てきたぁ…とか。
ドラマチックに、劇的に、あんなことやこんなことを混ぜ込んで集客したり、素敵な自分を演出するSNSのネタにしてみたり。
テレビや観光事業者・SNS事業者たちが商売のために煽り過ぎちゃった山。
動画サイトや登山サイトで延々と繰り返される「自分にモザイク」の証明写真がわんさか。
江戸時代から「御来光登山」という文化があるので、ある意味、それが自然遺産地域ではない世界文化遺産の文化(崇拝→人気にあやかる=文化)の正体なのかもしれない。
ビギナーのうちは「富士山は登った・行ってみた」という事実だけあれば満足かなぁ…と、言うわけで、森林限界を少し登って行けるところまでで折り返してこようという日帰り登山計画にしよう。
富士山登山中・下山のイメトレ
森歩きの小さな一日を
移動手段が124ccバイクのため、富士スバルラインは…調べてみると【※HP 】往復200円だ。普通車の場合は往復2060円との事。
それを知らなかったので、須走の登山口へ下見に行ってみた。
秋口だったので、登山道は閉鎖中。
富士山への登山道は入れないものの、「小富士(こふじ)」への遊歩道があり、季節外れの誰もいない樹林の道を熊よけの鈴を鳴らしながら一人登山。(富士山にも熊はいます)
20~30分の樹林の道を抜けると火山礫でできた小さな山と積み石。ここが小富士で、下界も富士山も両方展望できた。
次回は海側斜面になる富士宮口五合目に下見に行こうかな。
富士山は一生に一度の泊りがけの登山をするより、いろいろな角度から下見を繰り返して楽しむ山なのかもしれない。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)