天城山登山初心者ガイド
登山適期は概ね4月上旬から11月下旬。
日帰り登山が可能な山。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→○行ける
日帰 日帰り登山が可能な山
「初心者でも登れる=楽勝」ではないことに注意。
[vs.天城山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
天城山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
天城高原ゴルフコース登山口
天城山登山口駐車場
登山口の場所:静岡県伊豆市菅引:天城山登山口駐車場
登り片道:2時間20分
登山道中の目標/地名: 駐車場→万次郎登山口→万二郎岳→馬の背→石楠立→天城山山頂(万三郎岳)
他の登山口&マイナー登山道
天城峠登山口
道の駅天城越え
登山口の場所:静岡県伊豆市湯ケ島:市営無料駐車場
登り片道:4時間40分
登山道中の目標/地名: 天城峠→伊豆の踊子文学碑→(下り御幸歩道)→八丁池→与市坂分岐→(天城縦走路)→白田峠→戸塚峠→小岳→天城山山頂(万三郎岳)
八丁池口登山道
寒天園地
登山口の場所:静岡県伊豆市湯ケ島 静岡県伊豆市湯ケ島:八丁池
登り片道:3時間10分
登山道中の目標/地名: 寒天園地→(八丁池遊歩道)→青スズ台→八丁池→与市坂分岐→(天城縦走路)→白田峠→戸塚峠→小岳→天城山山頂(万三郎岳)
登山道・登山風景コミュ
天城山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
天城山周辺地域の雰囲気
伊豆半島の「山奥」山域
伊豆半島は海から急激に標高の高い山岳が始まる地形のため、道路を増やしにくい事もあり、電車の無い車社会で渋滞も多い。半島の「付け根」には東海道である国道1号。
箱根を越えた三島や沼津は人口密集地帯で、海岸近くにある熱海への道路は山と海に挟まれた狭い道路のためバイクが転回することさえできないレベルで渋滞する。
天城山の場合、細くて狭い「半島の付け根」を通過する必要があるため、事故や移動時間に注意する必要がある。
東北や北関東等の全方位から向かうことができる山とは少し様子が違う無人地帯。
天城山登山口の調査と決定
登山口は現実的には一ヶ所
日本で一番標高の低い千葉県の房総半島と異なり、伊豆半島は海に囲まれた山岳の地質帯。
一世紀・半世紀前に出版された文学の時代から「天城越え」という表現もあるほど、山深く、内陸部は道路も鉄道も敷設しにくい山岳が広がっている。
天城山の登山口は二か所。
★天城峠【※MAP 】
★天城高原ゴルフコース【※MAP 】
そのうち天城峠の方は登山口直近に駐車場がないので、マイカーやバイクの場合、まず駐車可能な場所から登山口まで国道を1時間程度歩く必要がある。
道の駅は運転者の休憩施設であり一日別の場所へ行くための無料駐車場ではないので、明確に書けないのだけれども、そんな風にいろいろ考える必要がある。
もう一方の登山口である天城高原ゴルフコースが天城山登山の現実的出発地。登山時間は登り片道:2時間20分。
天城山登山時間と日程想定
天城越えってなんだ?
明治時代や昭和中期頃まで日本人が海外旅行をすることなど想定もされていない前時代、都市には煙を吐く汽車があったとしても山岳地方には満足に道路もない。
人々が伊豆半島を移動するのに「山を越え」る必要があり、伊豆半島を舞台にした文学に天城山を超える描写があったという。
現代においても半島東部にしか電車が無い伊豆の内陸・天城地域には「旧道」が残っており、天城トンネル(天城山隧道【※MAP 】)という重要文化財クラスの石造りのトンネルが現存。
「旧道」というのは場所によっては樹林帯の登山道と同じようなレベルの砂利の山道。そのような山越えが「天城越え」だったというお話。
宗教と文学で起源や時代は異なるものの、熊野古道や蔵王古道と同じようなもの。
…というのが、天城山の西側にあるよというお話。
天城山登山中・下山のイメトレ
天城高原ゴルフコースへ
天城山の登山なら山体東側の天城高原ゴルフコースへ。
早い段階で伊豆半島の東側のルートに入っておかなければ「そちら側」に行く道がない。(それこそ旧道を低速で横断することになります)
百名山にこだわらず、浄蓮の滝や修善寺などを巡る王道コースも良いかも。
では、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始…と言いつつ、伊豆半島のツキノワグマは絶滅しているので熊はいない。いのししと迷子に注意して山歩きを楽しもう。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)