塩見岳登山初心者ガイド -こんな感じで山登り-

塩見岳登山初心者ガイド

写真: 烏帽子岳からの塩見岳

塩見岳［しおみだけ］

標高3052m（東峰）。
山体所在地は長野県伊那市、静岡県静岡市葵区。【塩見岳の場所】

[vs.塩見岳] 登山準備物・持ち物

ザック ⇒ 山中泊量の登山リュック

長距離・長丁場の山。食料や寝袋、着替え、（場合によってはテント）等を背負える登山リュックを選択。

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靴 ⇒ 張替可能の本格登山靴

普通の道・歩行時間ではないので救助隊の装備（編上靴）と同じように考える。

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その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために

雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。

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塩見岳の登山口・登山道・登山時間

塩見岳の初心者登山計画書

そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。

塩見岳周辺地域の雰囲気

いろいろな意味で辛い山域

南アルプスのくくりの中でもいろいろな意味で辛い山域がある。

北部の甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰山・北岳・間ノ岳…までは、「南アルプス」気分を楽しむ事ができる山々である一方、残りの塩見岳・東岳・赤石岳・聖岳・光岳についてはある種の秘境探検に近い。

百名山の制覇が目的の人は、一度自分の頭で考えてみるのも良いかもしれない。

一言で言えばマイナーな山々（そして長距離）なのだ。

塩見岳登山口の調査と決定

塩見岳だけはなんとかセーフ

登山口の絡みで塩見岳だけはなんとか登山しやすい。

少し整理をしてみると…

★塩見岳→塩川小屋・鳥倉登山口から山中泊
★東岳・赤石岳・聖岳・光岳→特定の株式会社経営の山小屋の利用者のみ、登山口まで数時間の「道路」を車で行き来できる。

・・・という社用地を利用した登山者ホイホイのような現状。

一泊では登下山できない山域で、大勢からお金を得る側と行って支払う側が決まっているため、当サイトでは塩見岳のみの解説とします。

塩見岳だけは他の山と同じように登山口近くに駐車スペースがあり、のびのび登山へ出発することができる。

鳥倉登山口からの登山時間は登り片道：7時間50分。

塩見岳登山時間と日程想定

塩見岳の登山口と山小屋

北部の山からの縦走ルートを除けば塩見岳の登山口候補は二ヶ所。

そのうちの一つの塩川小屋への道路は崩落により通行止め【※大鹿村HP 】情報が出ているため、下記登山口がベターな登山ルートとなる。

★鳥倉登山口【※MAP 】

登山時間は既述のとおり登り片道：7時間50分。

鳥倉登山口から塩見岳へのルート上にある山小屋は以下の通り。

★三伏峠小屋（テント場あり）【※HP 】
★塩見小屋【※HP 】

三伏峠小屋までは登り3時間で、そこから山頂までは5時間程度。

山頂から登山口までの下山時間はトータルで5時間ほど。

中継地点としてはやや中途半端な位置にあり、山中泊をしてもなお下山まで10時間を要することに注意。

登山初心者に不向きなマニア向けの山域と言える。

塩見岳登山中・下山のイメトレ

調べることは無駄じゃない

塩見岳の山頂に行く必要があるかどうかを考えてみるもの無駄な時間ではないと思う。

『日本百名山』自体は、昭和の一個人の走り書きのようなもの。そういう『ガイド』をするサイトがあっても良いような気がする。

塩見岳へのルートの三伏峠の奥には本谷山や烏帽子岳があるので、そのあたりまで山登りを楽しんでみるのも悪くない。

★山のグレーディング【※長野県HP 】

槍ヶ岳・穂高岳・上高地等の体力度6（1～2泊）以上、レベルC（★★★）以上のルートに混ざって、塩見岳・東岳・赤石岳・聖岳・光岳の名前もちらほら。

では、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始。

山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸｀)