これから始める山登り&森歩き
広い空の遠くに青みがかった山脈が見える。
鳥のさえずる声、虫の鳴き声、少し冷たい風、タヌキやシカが自由に歩いている姿を見かけることができるかもしれない。
何か考えなくちゃいけない日々が続いた時、「街の人生観」から「それが一切無かった世界」を歩いてみると良いよね。
ではでは本題へ。
この章のお話
山道の風景を楽しもう
自然の登山は時々危険&助け無し
登山用品は疲労軽減のための物
トレッキングとハイキング
運動不足の解消に春から秋の季節、週に一日、あるいは一ヶ月に一度、登山に出掛ける趣味ってとても良いことです。…でも、いきなり高山に挑戦すると一発で帰らぬ人になる可能性も無きにしも非ず。
とりあえず、散歩感覚で自然散策を楽しむこと(ハイキングやトレッキング)に目覚めてから日帰り登山や山小屋泊などにステップアップするような歩き方をした方が良いです。
登山=自分への挑戦…とか思いこまずに、それまで見てこなかった景色を見に行く程度の気持ちで行ってみましょう。
トレッキングとは?
トレッキング(英語:trekking)は、「山歩き」のこと。登頂を目指すことを主な目的としている登山に対し、トレッキングは特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としている言葉。
ハイキングとは?
ハイキング(英語:Hiking)とは、健康のため、あるいは知らない土地を見聞したり、自然の風景や歴史的な景観を楽しむために軽装で、一定のコースや距離を歩くことをいう。
渓谷や渓流、紅葉の森など、登山以外の自然散策がハイキングやトレッキング。
では本題の登山なのですが、登山の場合は基本的に「山頂」という目的場所・ゴールがあります。
登山とは?
「登山」は山に登ること。尾根歩きやロッククライミング、フリークライミング、沢登り、トレッキング、競技登山などがある。
◇ スポーツとしての登山を、「近代登山」、「アルピニズム」という。
登山初心者ナビの山登りは冬山登山やロッククライミングではなく、一般登山道を山頂まで登るお話。
さて、そんな山道をトコトコ登る登山ですが、よく『山を舐めるな』と見聞きすることがあります。
最初に「どんな風に危ないのか」を、オブラートに包まずに少し考えてみていこう。
登山が危険な時を考えてみよう
想像ではなく、経験や体験を基に山歩きの危険な事象を羅列していきます。
転落・転倒による怪我
登山は高い山の道を歩いて登ります。
木道の階段が続いている山もありますが、少し覗き込めば断崖となっている場所も当然あり、ぴょーんと飛べば普通に骨折したり内臓を損傷したり重傷になる絶壁。
街の暮らしでは、ビルの屋上やホテルの窓、ナントカタワーの展望室など、立ち入りや窓を開けることもできない安全地帯の塊ですが、山は普通にぴょーんでバキバキになる自然の世界です。
もちろん誰も止めてくれたり注意してくれたりしない場所。
大人はともかく、危険や死、大怪我の痛みや境目をしっかり認識できていない歳の子供の行動には特に注意が必要です。
強風と気温低下
1500m級、2000m級、2500m級、3000m級…と、それぞれ山頂(標高)の高さは違うのですが、共通して言えるのは山頂付近は気温が全然違うという事。
夏場であれば「涼しい・快適」なイメージに単純に置き換えられてしまいがちですが、雨に打たれて数時間も風にさらされ、さらに夜がやってきて空腹になれば命が危うくなる場所です。
気象遭難は台風の接近が近づいているのに登山を強行したケースなどで発生するため、そうそう起こりませんが、落雷も含めて「きっと大丈夫」の希望的観測で遭難します。
「遭難=道に迷う」ではないので、険しい山であれば準備と決断はしっかりしていきましょう。
熊との遭遇
動物園のような檻の柵がない状態でのご対面。
本州のツキノワグマは比較的憶病な性格ですが、北海道のヒグマの場合、気付かれて敵と見なされれば基本的にはアウト。
「一人の同じ人」で考える遭遇率が多いのは、山の近くに住んでいる人の山菜採りやタケノコ採り、登山道ではない渓流で静かに釣りをする人。(推測)
夏の間、熊除けの鈴を付けた人々が毎日往復している「登山道」は百発百中で「いる(出会う)」わけではありません。
北海道はヒグマなので必要以上に警戒をし、本州以南では音や匂いやフンを見つけてから警戒していく感じで良いかもしれません。
火山噴火と有毒ガス
たまーに噴火します。
火山なので当然のこと。
富士山でさえ「いつ噴火してもおかしくない」と何年も言われています。
地震と同じでいつどこでどの程度の噴火があるのか、神様にしかわかりません。
個人レベルで噴火の警戒をする必要はありませんが、火山性ガスの発生地付近は速やかに現場を通り抜けた方が良さそうです。
登山用品は自分を助けるための物
つい数百年前まで山は畏敬や宗教的修行場の対象であり、登山と言う娯楽・レジャーはありませんでした。
山の近くまで道路が開通し、庶民が車を持つようになり、ようやく身近な場所になったというだけで、人が死に至る環境自体は全く変わっていません。
登山用品は体力の消耗を抑えるための物。
全ては「何事もなく登るために(そうならないために)」準備していく物。
こっそり参考にしてみましょう。
別章もチェック!(^_-)-☆
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ふむふむ調べる第一章 ( ˘ω˘ )
第一章の目次 【簡易タイトル版】
一合目 トレッキングの基本知識
二合目 登山道&ハイキング道
三合目 テント泊初心者ガイド
四合目 企画中