鳳凰山登山初心者ガイド
登山適期は概ね5月下旬から10月下旬。
マイカー規制が絡む地域+長距離登山のため、山中での宿泊が前提の山。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→△山中泊
山泊 テント・山小屋の山中泊(=△)
テントや山小屋泊が必要なため「初心者=他の山の日帰り登山」を基本推奨。
[vs.鳳凰山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 山中泊量の登山リュック
長距離・長丁場の山。食料や寝袋、着替え、(場合によってはテント)等を背負える登山リュックを選択。
靴 ⇒ 張替可能の中級登山靴
すり減ったビブラムソールを新調できる中級登山靴。履き潰しの廉価モデルより長く使える。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
鳳凰山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
青木鉱泉登山口
青木鉱泉キャンプ場
登山口の場所:山梨県韮崎市清哲町青木:青木鉱泉キャンプ場
登り片道:7時間30分
登山道中の目標/地名: 青木鉱泉キャンプ場→(ドンドコ沢沿い)南精進の滝→白糸の滝→五色の滝→鳳凰小屋→赤抜沢ノ頭→鳳凰山山頂(観音岳)
他の登山口&マイナー登山道
広河原登山口
白鳳峠入口
登山口の場所:山梨県南アルプス市芦安芦倉:広河原山荘|マイカー規制エリア。
登り片道:6時間50分
登山道中の目標/地名: 広河原→白鳳峠入口→白凰峠→高嶺→赤抜沢ノ頭→鳳凰山山頂(観音岳)
御座石温泉登山口
御座石温泉
登山口の場所:山梨県韮崎市円野町下円井:市営無料駐車場
登り片道:7時間50分
登山道中の目標/地名: 御座石温泉→燕頭山→牛首→鳳凰小屋→赤抜沢ノ頭→鳳凰山山頂(観音岳)
遠回り・縦走的登山口(参考)
夜叉神峠登山口( 林道南アルプス線マイカー規制区間)
登山道・登山風景コミュ
鳳凰山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
鳳凰山周辺地域の雰囲気
南アルプスの鳳凰三山
南アルプス(赤石山脈)の東側に位置する鳳凰山は地蔵岳・観音岳・薬師岳の総称。
街寄りにあり、甲府駅から道路距離で青木鉱泉の登山口までは約35km程度。
マイカー規制のある南アルプス林道での登山を強要されないため、行きやすい反面、片道の登山距離は7~10kmと適度にある。
鳳凰三山のうち、最高峰は標高2840mの観音岳ではあるものの、注目したいのは地蔵岳の山頂にあるオベリスクと呼ばれる縦に隆起しているかのように見える岩山。
青木鉱泉や御座石温泉、または広河原から観音岳を目指す登山ルートを進めば、そのまま地蔵岳を経由するので特に寄り道縦走を考える必要はない。
鳳凰山登山口の調査と決定
広河原・北沢峠のマイカー規制
南アルプスのいくつかの山では登山口の候補に広河原と北沢峠がある。
ここは南アルプス林道(旧南アルプススーパー林道)のマイカー規制道路。規制中は土日祝日平日関係なく、バイクも自転車さえも乗り入れできない。
登山対象の百名山は甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰山・北岳・間ノ岳。
マイカー登山の場合は広河原側は山梨県南アルプス市の夜叉神峠登山口(芦安駐車場)で、北沢峠側は長野県伊那市の戸田口バス停(土台口駐車場)が駐車拠点。
※詳細は山梨県HP【※HP 】および南アルプス市観光協会HP【※HP 】、伊那市HP【※HP 】へ。
一言で言えば「登山口に行くだけでも大変」な場所。
鳳凰山登山時間と日程想定
青木鉱泉と御座石温泉登山口
鳳凰山はわざわざマイカー規制される広河原の登山口へ向かう必要がないので、街寄りの青木鉱泉か御座石温泉の登山口に登山ルートを絞ることができる。
あまり変わらないものの最短ルートは青木鉱泉。
ドンドコ沢と呼ばれる川が流れる谷沿いの登山道で途中に南精進ヶ滝、白糸の滝、五色の滝などもあり、退屈しないだろう。
登山時間は登り片道:7時間30分。
日帰り登山は少し厳しいので、5時間ほど歩いて到着する鳳凰小屋【※HP 】で山中泊しよう。素泊まり4000円、テント泊800円で水は豊富にあるとのこと。
あまり悩まずに登山ルートが決まる山も珍しい。
鳳凰山登山中・下山のイメトレ
中道コースで下山するのもアリ
青木鉱泉からは登山ルートがもうひとつあり、地蔵岳・観音岳・薬師岳の順に山を歩いたそのままのルートで青木鉱泉につながる中道コースの登山道がある。
登りルートにするにはキツイ長丁場の登山道も、(薬師岳から)下り4時間と考えると選択もしやすく無駄もない。
あまり悩まずに下山ルートまで決まる山も珍しい。
では、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)