登山・湿原向け高透過サーキュラーPL
自然風景系の写真撮影では「必需品」とも言える偏光フィルターがこのサーキュラーPL。このフィルターを使ったことが無い人も当然少なくないので、「必需品」と言っても「無くても写真は撮れる」ことを付け加えておきます。
サーキュラーPLは使うことで「違う印象の写真を撮影することができる」という、画質(映像)自体に変化を与える撮影アクセサリー。
ではでは本題へ。
このページのお話
自然に鮮やかな画になるフィルター
春の花・夏の空・秋の紅葉が見事に
移動森撮り派なら高透過PLを
プロは当然使う彩度アップのサーキュラーPL
先に簡単に説明すると、サーキュラーPLフィルターを使う事で・・・
■ 水面の光を抑えて湖の底が見える状態になる
■ 白っぽい空の色を濃いめの青色にしてくれる
■ 山や森の緑の色を濃いめの緑色にしてくれる
■ 紅葉も同じように鮮やかになる
…という特殊効果を得ることができます。別名は「偏光フィルター」。
登山風景向けサーキュラーPL
マルミ EXUS サーキュラーPL
いきなり最高級クラスのサーキュラーPLをピックアップ。
帯電防止処理+汚れの落としやすいコーティングに加え、高透過偏光膜を採用した超広角にもケラレない最強レベルの実戦フィルター。
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湿原散策等の三脚撮影向けサーキュラーPL
DHGスーパーサーキュラー P.L.D
三脚を用いた「作品系」の風景写真を撮るタイプの人は防汚性コーティングに優れたスーパーサーキュラーPL。
メインが三脚写真であれば高価な高透過フィルターでシャッター速度の低下によるブレに神経質になる必要はない。構図を決めた後にレンズ前の埃を軽く拭くレベルの汚れにくいマルミがベター。
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「おすすめしない」森歩きサーキュラーPL
ケンコー PRO1D サーキュラーPL(W)
ケンコーの主力級グレードの「PRRO1D」シリーズ。
汚れにくさ・拭取り易さの評価が高いスーパーサーキュラーPLと雲泥の差があるのにもかかわらず、価格差はほとんどない。メーカーのブランド力と営業力にあぐらをかいた価格設定。
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サーキュラーPLで撮る自然風景撮影
サーキュラーPLは「風景が鮮やかに写るフィルター」。
色付きガラスの着色ではなく、大気や風景にある太陽の反射光のみを打ち消して除去してくれる特殊フィルター。レンズ前に付けたフィルターはクルクルとスライド回転させることができ、偏光膜の「角度」を変えることで反射除去効果を調整して写真を撮ります。
風景写真撮影との相性は抜群
数年から10年程度の短い期間で一眼レフが高性能低価格化し、風景写真を楽しむ人・サーキュラーPLを使ったことのある人も大勢いると思いますので、使い方や効果解説はさらっとだけ。
…と、いうモノですね。
ちょうど上空に雲が来て陰っている写真と明るくなった時の印象操作っぽい比較写真しか無いのですが、とにかく、風景写真や紅葉風景に活躍してくれるのがサーキュラーPLです。
このページで考えたいのは「高価な高透過サーキュラーPL」を買おうか悩んでいる時の参考解説。
反射除去効果はほとんど違わない
選択は「買う」か「買わない」かだけなので、さらっと語ります。
サーキュラーPLは紫外線(太陽光)や熱で劣化していきます。化学生成されて生産される「偏光膜」の性質上、そうなるのは避けられません。
…で、買い替えの時期が来た時に従来のサーキュラーPLと高価な高透過タイプのサーキュラーPLのどちらにするかに悩んだりするのですが、考え方の一つをアドバイス。
じゃんじゃん場所を移動してISO感度を上げて手持ちで風景写真を撮り歩くのが好きな人は高透過タイプのサーキュラーPLを。
ガッシリした三脚を担いで壮大な景色を待って撮るスタイルの人は従来タイプのお手頃価格のサーキュラーPLを。
…というような線引きで良いような気がします。
やっと遠くの地域に来る時間を取れて、一ヶ所でも多くの風景へ歩き回ることを優先する現役労働年代の人は、ブレによる失敗写真を高透過のPLフィルターでカバーした方が泣きを見ずに済むかもしれません。
鮮やかな遠望の絶景をたくさん撮り残していけたらいいですね。(^◇^)