山登りと森歩きの持ち物
山歩きビギナー向けのハイキングやトレッキングの持ち物チェックページ。
登山靴、登山リュック、トレッキングポールなどの登山用の装備品の選び方は、第二章 登山用品の選び方で解説していきます。
ではでは本題へ。
このページのお話
対登山の持物チェックページ
リュックに何を入れる?参考話
往復5~6時間以上を想定しよう
山登り・湿原ハイキング・森歩きの持ち物
初めに「山歩きのための最低限の装備」を考えてみましょう。考えておきたいのは靴底が減っていない靴と、水を携行する手段と、雨具(レインウェア)。
靴(ハイキングシューズ・トレッキングシューズ)
トレッキングシューズを買いましょう…ではなく、まずは『靴底』。必ずしも新調する必要はありません。
トレッキングシューズ
靴底の減っていない靴であるかどうかは確認しておきましょう。
靴底が減っているかどうかの判断は、靴底のデコボコ(ブロックパターン)がちゃんと残っているかどうか。
通勤靴やヒールの靴、サンダル等、少しの水分と傾斜で滑ってしまうような靴はアウト。
行く場所(山・登山か森・平坦な自然帯か)で、登山靴か、ローカットのハイキングシューズか等を考えましょう。
登山靴についてのアレコレ、ビブラムや靴の硬さや幅広甲高などの靴のお話は、第二章で詳しく解説していきます。
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水(飲み水は最低でも500ML×2本)
携行品としてわざわざリストアップしておきたい大切な命の水。
お水
高山地帯や東北地方等の夏場でも雪が残る山では、雪解けの水や湧き水のある場合があります。
関東や西日本の山には山頂まで水場も沢(川)もない山が多数あるので要注意。持って行った水が無くなれば本当に辛いです。
山登りの場合、登りが3時間、下りが2時間以下のたった5時間の間と計算してしまうかもしれませんが、人が部屋で5時間過ごしているだけでもジュースやお茶の一本でも消費してしまう「水分」。
「重い」と考えてたった一本のペットボトルだけで山に登り始めると、頂上に着く頃には無くなり地獄を見ます。
日差しを遮る木々の無い湿原散策についても同様に「水」は命をつなぐ大切なものです。忘れずに十分な量を携行してください。
雨具(レインウェア)
「ゴアテックス」にこだわる必要はなく、比較的買いやすい透湿素材のレインウェアがおすすめ。
レインウェア
「雨具」を持って行きましょう、というリストアップ。
カサではなくカッパ。
もう少し言えば、(カッパの)ズボンも必要。
「黒」はハチなどがクマと認識して積極的に攻撃を仕掛けて来る色のため、黒を避けて明るめの色にした方が良いです。
透湿素材のゴアテックス布地が使われたレインウェアはライセンスの関係で高価ですが、バイク用の透湿防水レインウェアの方が安くて性能が良い場合もあります。
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登山リュック
最初の最初は家にある「千円リュックサック」で大丈夫。
登山リュック
一時間程度の森歩きは街の日常生活で使うリュックサックでも大丈夫。
登山用のリュックは体力が体力の消耗を軽減するために専門的な形状になっているもので、重心も考えられています。
日帰りの場合、水とレインウェアくらいしか登山には必要が無いので、たとえ3千円~5千円の安い登山リュックがあっても50L以上の登山リュックは買わない方が良いです。
小さいリュックの中には「トレラン」向けのリュックがありますが、トレランは山道を走り抜けるスポーツ(?)なので、ちょっと注意。
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その他の山登り・森歩きの持ち物
リュックに詰めておきたいその他のハイキングの持ち物たち。
熊除けの鈴(熊鈴)
人の存在を知らせる「熊除けの鈴」は熊と出会わないようにするための有効的な予防アイテム。ニュースにならない目撃例があるので、事前に準備しておくか、現地の山小屋やビジターセンターで調達し、音が出る状態で持ち歩きましょう。
日焼け止めクリーム・帽子
登山シーズンの夏場の日差しは強いので、ちょくちょく塗っておきましょう。
予備の靴下
登山やハイキング中、足に靴擦れや痛みを感じた時に、予備の靴下を二重に履くことで足の傷みを抑えることができることがあります。下着(パンツ)は持ち歩く必要はありません。
上着(または防風のレインウェアジャケット)
登山中は暑い下界も、標高が上がるにつれ、また、風が強くなった状況の際、汗が冷えて肌寒い時があるので、風を防ぐ上着があった方がいいです。なおレインウェアでも代用できます。
携帯食・御菓子類
「糖分」の塊である飴(アメ)は、疲労回復に即効性があります。のどが渇くお菓子は水を必要以上に消費しやすいので要注意。
バンドエイド・ばんそうこう
岩・草などで手を切った時の頼もしい味方。また、靴擦れなどの擦過部位のカバーにも有効です。
虫除けスプレー(不要な場合もあり)
蚊除けにはなりますが、アブや蜂など虫の種類が少し違えば効かない場合があります。ヘビーな登山の際はそもそも肌を露出していないうえ、荷物を減らすために使わない場合も多いかもしれません。
ちょっと一息おさらいまとめ
テント泊や写真撮影のカメラ用品、スマホや財布、炎天下の車内に置いておくと発火しそうなモバイルバッテリーなど、上記以外にもリュックに入れて携行する物は他にもあります。