丹沢山登山初心者ガイド
登山適期は概ね6月上旬から9月上旬。
日帰り登山が可能な山。
日帰り登山はできるものの長距離登山の山になるので、ビギナー向けではない。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→△不向き
参考 他の山推奨(=初心者△)
往復歩行距離20km以上。
[vs.丹沢山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 張替可能の中級登山靴
すり減ったビブラムソールを新調できる中級登山靴。履き潰しの廉価モデルより長く使える。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
丹沢山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
ヤビツ峠登山口
県道70号ヤビツ峠
登山口の場所:神奈川県秦野市寺山:菩提峠駐車場
登り片道:7時間50分
登山道中の目標/地名: 富士見山荘跡→護摩屋敷の水→二ノ塔→三ノ塔→烏尾山荘(烏尾山)→行者ヶ岳→政次郎ノ頭→書策小屋跡→新大日小屋→木ノ又小屋→尊仏山荘(塔ノ岳)→日高→竜ヶ馬場→みやま山荘→早戸川乗越→不動ノ峰→柵沢ノ頭→鬼ヶ岩→丹沢山山頂(蛭ヶ岳)
西丹沢ビジターセンター
県道76号バス終点
登山口の場所:神奈川県足柄上郡山北町玄倉:ツツジ新道
登り片道:6時間00分
登山道中の目標/地名: 西丹沢ビジターセンター→(ツツジ新道コース)→ツツジコース分岐→檜洞丸(青ヶ岳山荘)→金山谷乗越→神ノ川乗越→ミカゲ沢ノ頭→丹沢山山頂(蛭ヶ岳)
他の登山口&マイナー登山道
塩水林道登山道
唐沢キャンプ場
登山口の場所:神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬:塩水橋
登り片道:5時間10分
登山道中の目標/地名: 塩水橋→(塩水林道)→堂平分岐→みやま山荘→早戸川乗越→不動ノ峰→柵沢ノ頭→鬼ヶ岩→丹沢山山頂(蛭ヶ岳)
焼山登山口
国道413号東海自然歩道
登山口の場所:神奈川県相模原市緑区青野原:焼山登山口
登り片道:5時間50分
登山道中の目標/地名: 焼山登山口→(東海自然歩道)→焼山→黍殻山→黍殻山避難小屋→八丁坂ノ頭→姫次→原小屋平→地蔵平→丹沢山山頂(蛭ヶ岳)
登山道・登山風景コミュ
丹沢山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
丹沢山周辺地域の雰囲気
登山口の選び方が難しい丹沢山
神奈川県の住宅密集地帯から見事なほどポッカリ道路が無くなる空白地帯。
八王子・相模原・厚木・茅ヶ崎・平塚に小田原…名だたる市街地・繁華街からも程近く、行きやすいと言えば行きやすい。
逆に、それだけの賑やかな街に囲まれながら、あえて山奥(※火山や渓谷的な観光地や国立公園ではない)へ向かうのは、なかなかできることではない…とも言える。
東西南北の全方位に登山口があるものの、目標とされる最高峰までの道はどこも長い道のりになるので、登山計画自体はパッとは決まらない。
丹沢山登山口の調査と決定
蛭ヶ岳への道
丹沢山自体は山域の総称のようなもので、具体的には最高峰の蛭ヶ岳を目的地とする。
そこに通じる道はいくつもあるものの、アクセス(駐車場の有無など)の悪さや登山時間の長さなどを考えるとイマイチ決定打に欠ける。
悩んでばかりもいられないので考えを進めてみよう。
丹沢山(蛭ヶ岳)の東方に塩水橋という場所がある。
ちゃんとした駐車場ではなさそう&スペースが少ないのですぐに一杯になってしまうというものの、ワタシは124ccのバイクの人なので、自転車レベルのスペースがあれば十分だったりする。
登山口を塩水橋にして一人登山計画を進めてみることにした。マイカーの人、電車&バスの人もそれぞれ各自で情報収集を。
西側の人であれば神奈川県立西丹沢ビジターセンターあたりから検討を勧めるといいのかもしれない。丹沢山は登山口の選定が難しい山だ。
丹沢山登山時間と日程想定
ヒルがいっぱい蛭ヶ岳
塩水橋からの登山時間は登り片道:5時間10分、とは言え6時間はみた方がよさそう。
情報収集してみると丹沢山、山蛭(ヤマビル)がたくさん生息する山らしい…目的地、蛭ヶ岳。
これほど登山計画(=行く気)がどんどん無くなっていく百名山も珍しい。
参考登山時間の時点で5時間はカタイ。
駐車したバイクの心配をしながら平らな丹沢山山頂に向けて黙々と登っていく。
ネットで先人たちの登山の様子をこっそり伺ってもあまりパッとしない景色。
日暮れまでに登ってきた道を下りて行く。
丹沢山登山中・下山のイメトレ
百名山にこだわり過ぎないように
丹沢山は登山初心者にはあまりおすすめできないような気がする。…という情報も有益な参考情報になると思いましたので、ヨイショや演出をせずに記載することにいたします。
駐車場の心配をしないで登るのであれば大倉またはヤビツ峠が良さそうですが、山中泊レベルの登山時間になってしまうでしょう。
山小屋でお金を払って寝るか重いテントを担いで…丹沢山、テント泊できる場所は無さそうです。
山頂まで行かなくても、少し森歩きをしに行ってみましょうか。
では、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)