笠ヶ岳登山初心者ガイド
登山適期は概ね7月中旬から9月下旬。
名峰が集中する地域の一座。
マイカーで到着できる他の地域と違い、登山口に行くまでが「旅行並み」のエリア。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→△山中泊
山泊 テント・山小屋の山中泊(=△)
テントや山小屋泊が必要なため「初心者=他の山の日帰り登山」を基本推奨。
[vs.笠ヶ岳] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 山中泊量の登山リュック
長距離・長丁場の山。食料や寝袋、着替え、(場合によってはテント)等を背負える登山リュックを選択。
靴 ⇒ 張替可能の中級登山靴
すり減ったビブラムソールを新調できる中級登山靴。履き潰しの廉価モデルより長く使える。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
笠ヶ岳の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
新穂高温泉登山口
笠新道
登山口の場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂:新穂高温泉駅
登り片道:8時間30分
登山道中の目標/地名: 新穂高温泉→笠新道登山口→2000mの草付→抜戸岩→笠ヶ岳山荘→笠ヶ岳山頂
他の登山口&マイナー登山道
クリヤ谷コース登山道
中尾高原口
登山口の場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾:中尾高原口
登り片道:7時間10分
登山道中の目標/地名: 槍見温泉→穴滝→クリヤ谷→錫杖ノ岩小屋→クリヤの頭→雷鳥岩→笠ヶ岳山頂
登山道・登山風景コミュ
笠ヶ岳の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
笠ヶ岳周辺地域の雰囲気
往復できる事前計画を練る
昭和の一個人が選定した日本百名山のうち、槍ヶ岳・穂高岳・常念岳・笠ヶ岳・焼岳あたりの山々は上高地や新穂高温泉をベースにしたひとつの登山エリア。
笠ヶ岳の場合は新穂高温泉がメインの登山ベースとなる。
登山距離が10km超えと若干長いものの、4km程度は林道歩き。
山頂付近のお花畑はライチョウの生息地。
なお、付近にある錫杖岳【※MAP 】は登山道はないものの、ロッククライミング的な場所で有名のようで、道なき道を入っていくクライマーがいるとのこと。
笠ヶ岳登山口の調査と決定
笠ヶ岳の登山ルートは2ルート
鷲羽岳・双六小屋からの縦走ルートを除けば、笠ヶ岳の登山道は2ルート。
★笠新道ルート【※MAP 】
上記MAP、市営駐車場の先にわさび平小屋へ通じる林道があり、小屋より手前に笠ヶ岳への登山道がある。
★クリヤ谷ルート【※MAP 】
上記MAP、槍見温泉付近からクリヤ谷と呼ばれる錫杖沢沿いを行く登山ルート。
笠新道の登山時間は登り片道:8時間30分、クリヤ谷の登山時間は登り片道:7時間10分。
さて、作戦を練っていこう。
笠ヶ岳登山時間と日程想定
…日帰り登山は厳しい
笠新道の最初の4kmの林道歩きを、薄暗い夜明けに半分寝ながら歩いたとしよう。
それでも登山時間は1時間ごまかせただけで、やはり7時間以上の山道登山になることがわかった。
時間の関係上、日帰り登山は難しいようなので、山小屋を調べてみる。
笠ヶ岳の山小屋は山頂付近の笠ヶ岳山荘【※HP 】。
素泊まり6600円、テント泊800円、お弁当1000円との事。
あとはテントを背負ってどちらのルートで登っていくか考えるだけ。
笠ヶ岳登山中・下山のイメトレ
夕方までに笠ヶ岳山荘へ
二択とは言え難しい。
4kmの林道を差し引いても山道登山道の歩行距離や標高差はほとんど変わらない。
・・・ということは、無駄に4km歩かされない方が良いのかもしれない。
よし、ここはクリヤ谷コースで行ってみよう。
テント泊の荷物を入れたリュックを背負い、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)