草津白根山登山初心者ガイド
草津白根山[くさつしらねさん]
標高2171m(本白根山)。
山頂へは歩いて行けない。「白根火山ロープウェイ」と「本白根コマクサリフト」は2018/1/23の噴火以降『廃止』(廃業)となっています。
山体所在地は群馬県吾妻郡草津町。【草津白根山の場所】
登山適期は概ね7月下旬から9月下旬。
日帰り登山が可能な山。
※24時間監視中の常時観測火山(活火山)
ページ内ワープリンク
初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→◎野外散策級
散策 半日・昼過ぎに下山可能な山
登山口によっては半日ハイキング的な散策登山。
[vs.草津白根山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ デイバッグ級
小型のリュックサックやデイバッグで軽めの荷物を推奨。
靴 ⇒ 防水トレッキングシューズ
5千円台の運動靴で散策可。ただし、靴底の薄い軽量シューズは足が痛むのでダメ。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
草津白根山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
白根火山登山口
国道292号白根レストハウス
登山口の場所:群馬県吾妻郡草津町草津白根:草津白根レストハウス
登り片道:1時間10分
登山道中の目標/地名: 草津白根レストハウス→弓池→本白根スキー場分岐→本白根展望所→草津白根山山頂(探勝歩道最高地点)
他の登山口&マイナー登山道
(旧)白根火山ロープウェイ
国道292号殺生河原
登山口の場所:群馬県吾妻郡草津町草津:(元)山麓駅【廃業】
登り片道:3時間00分
登山道中の目標/地名: 殺生河原→富貴原の池→本白根山分岐→本白根展望所→草津白根山山頂(探勝歩道最高地点)
万座温泉登山口
万座空吹展望台
登山口の場所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣:万座空吹展望台
登り片道:1時間30分
登山道中の目標/地名: 万座空吹展望台→草津白根山山頂(探勝歩道最高地点))
登山道・登山風景コミュ
草津白根山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
草津白根山周辺地域の雰囲気
温泉で有名な地域の活火山
同じ群馬県内に白根山はふたつ。奥日光にある日光白根山と、この草津白根山。
草津温泉を筆頭に温泉観光事業が発展し、山頂付近には乳緑色の湯釜を持つので、どちらかと言えば草津白根山の方が有名な景色の方の白根山になる。
草津白根山はバリバリの活火山。
火山活動や火山ガスの影響で入山規制や火口周辺規制がかかることが多いため、気象庁の火山登山者向けページ【※HP】などを見て考えるのが基本。「噴火口=湯釜」。
登山的には湯釜ではなく国道292号の南側・本白根山の探勝歩道最高点が山頂。
草津白根山登山口の調査と決定
湯釜が見られない場合もある
国道292号や駐車場が湯釜から500mも離れていないため、火山活動の活発な時期は警戒レベル2(火口周辺規制)で近付くことはできなくなる。
観光的な目玉である草津白根山の湯釜は、警戒レベル1の場合、なぜか湯釜までの歩道だけは規制緩和対象で通行できることが多い。
このページでの登山計画は警戒レベル1以下の状況で本白根山の最高点を目指すための事前調査計画(例)とします。
警戒レベル1の時、国道292号の白根レストハウス駐車場【※HP 】前の道は通行規制されていない。
白根火山ロープウェイ【※2018/1/23以降ロープウェイ・コマクサリフト廃止】は廃業したため直接白根レストハウスへ。二輪車の駐車料金は200円。
駐車場から歩道最高地点までの登山時間は登り片道:1時間10分。
草津白根山登山時間と日程想定
平時なら湯釜も見たい草津白根山
他ルートとしては殺生河原【※MAP 】から富貴原ノ池を経て本白根展望所へ通じる登り片道3時間の登山ルートになる。
殺生河原…名前から察するに、大昔に火山性ガスが滞留して生き物がバタバタ死んでしまう場所だったということ。
普通は湯釜を含めた散策を選択するため、湯釜近くの登山口が一般的。
また、西側の万座温泉の空吹駐車場【※MAP 】から直接探勝歩道最高地点へ登る登山道(片道1時間30分)もあるが、同じ理由で特に選択肢には入れない。
草津白根山登山中・下山のイメトレ
蔵王は御釜・草津白根山は湯釜
火口湖についての雑談。
全国に魅力的な色の湖がある。
秋田の田沢湖や福島の五色沼、青森の青池や北海道の青い池などなど、火山湖ではない湖も多い。
草津白根山の火口湖は「湯釜(ゆがま)」と呼ばれている火口湖。同じような火口湖の百名山には蔵王山があり「御釜(おかま)」と呼ばれる。
世界的にも街から 車で数時間で火山活動地帯の場所の方が少ないため、貴重な光景だったりする。
白根山の湯釜や蔵王の御釜は有事の際はその湖が水蒸気爆発を起こす(はず)。蔵王の湯釜は時々沸騰しているという。
火口湖の湖水の色はにごり湯の温泉と同じなのですが、湯釜や御釜は「直下が活動中の噴火口」なので、要警戒。
以上、「有事の際はまさにそのあたりが一番危ないよ~」という趣旨の素人による雑談解説でした。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)