テントの張り方 フライシート
登山にも使えるドーム型の一人用テント(ツーリングテント)の張り方を写真解説をしていきます。
テントは二重構造。実際の居住空間となる「インナーテント」が内部になる「蚊帳」の部屋でした。テントはその外側に雨風を遮断する「フライシート」を被せてテントと呼ばれるお馴染の姿になります。
ではでは本題へ。
このページのお話
ソロテントの張り方の解説
雨風除けのフライシートを被せる
雨や夜露を弾くフライシート
インナーテントの自立後
前ページでインナーテントを立ち上げる話まで進めました。
最初に室内空間になるインナーテントを立ち上げ、その外側にフライシートを被せて「テント」になります。
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フライシートの被せ方手順
インナーテントの支柱のポールは大きく「しならせて」その反発のテンションを利用してテントをドーム化するものでした。
アウターであるフライシートに使われる一本のポールは「屋根の骨組み」で曲げたりしないタイプの「棒」。フライシートの内側、天井部分の突き出し部分にこのポールを差し込むギミックがあるので、そこにポールの両端を差し込み「骨組みの入った(フライ)シート」として使います。
インナーテントを覆うシートをフライシートと呼びます。防水・防風目的の外側の覆いのため、内側の縫い目には防水のシーリングテープで雨漏りしないようになっているはず。
曲がらないポールはテントの屋根になる部分。
フライシートを突っ張らせる前にインナーテントの天井の交差している部分にポールを通してから屋根化させましょう。
だら~んとしていますが、フライシートであっという間にテント化しました。慣れればここまで10分程度です。
残り5分でテントを完成させてしまいましょう。
フライシートの内側に支柱に結び付ける「耳」があるので、フライシートをめくって曲げてあるテントの支柱ポールに結び付けます。
アウターのフライシートをインナーテントに被せたら、四隅をペグ打ちした固定部分にひっかけてピンと張ります。
テント張りの最後の工程です。
テントの四隅の延長に、フライシートが強風に煽られないようにするためにロープで固定します。
ペグ打ちできる場所ならその辺の石でコンコン。ペグ打ちできない岩場であれば、ロープの先端を大きな岩に結び付けてフライシートが飛ばないようにしてください。
はい、テントの完成です。
慣れていれば15分くらいで設置でき、撤収から収納までも10分ほどでできます。
テントの張り方 その他のあれこれ
インナーテントの居住空間は長方形・四角形ですが、フライシートで前後の出入口の屋根を形成するので、六角形になります。
六ヶ所のペグ打ちが終わり、テントが設営出来たら、フライシートからグランドシートがはみ出している部分を折り込んで「屋根」から出ないようにしておきましょう。
「屋根(フライシート)」からはみ出した部分があると夜露や雨がグランドシートを伝い、テント下が水たまりになってしまうので、忘れずに。
テントに通気口(ベンチレーター)があれば、風が入るようにセッティングしてテント設営は終了。
はい、おつかれさまでした。
あとは朝まで自由時間ですね。
持ち運び可能な一人テント
MY ツーリングテント
登山初心者ナビの利用テントはノースイーグルというメーカーのツーリングドームというテント。
収納サイズは38cm×17cm。スクーターのシートの下に入るシッカリテント。重量が3kgほどあるので山頂泊の登山には不向きではあるけれど、活用場面は登山だけではないのでベターな選択。
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細長いテントは登山専用テント
このサイトの解説テントはドーム型のツーリングテント。一方、重さが1.5kg程度の細長い登山専用のテントも1万円以下で販売されています。
自宅の近くにアルプスがあり、しょっちゅう登るのであれば「買い」ですが、通常は登山口のキャンプ場プラス持ち運びが可能なテントが最初の選択で良いのかもしれません。
ご参考まで。