登山とキャンプのランタン
さあ、夜です。
少し経験を積んだ人にとっては別になんてことのない一人わくわく自由で開放的な個人の時間。同じ素泊まりで5千円もかかっていた宿泊費用が普通に千円程度のテント泊。
寝袋に包まれながらお菓子でも食べつつLEDランタンの明かりで明日の行動予定を確認しましょう。
ではでは本題へ。
このページのお話
テントの中を照らすライトのお話
置く形のライトを「ランタン」と言う
十数時間明るいLEDランタン
明るいLEDランタンを夜に灯す
LEDランタン
『ランタン』は吊り下げたり据え置いたりして「照明」になってくれる形状・構造のもの。
ランタンの目的自体が「周囲を照らす」だけなので、比較や選ぶ時のポイントは主に「明るさ」「電池の持ち具合」「大きさ(重さ)」の三点と言えます。
充電池とLEDランタンで明かりを確保
ランタンはキャンプで使われる照明器具。
昔はアルコールランプやホワイトガソリンを吸い込んだマントルに着火して燃える炎を明かりとした「ランタン」でしたが、現代ではLEDライトのチップの性能も上がり、わずかな電池の電力で数十時間使えるため「LEDランタン」が主流になっています。
LEDランタンの選び方と考え方
キャンプは野外の宴会場ではないので基本的には「テント内」で寝袋に包まれながら過ごす時の明かり。心地よい眠気に包まれるのに2時間もかからない場合が多いでしょう。
夕方から日付が変わる時間まで過ごす普段の自宅の部屋と同じ明るさにする必要もないので、ある程度自分を説得(納得)させる理由を考えておいた方が「ランタンが大きくなりすぎない」選択ができるかもしれません。
小さなLEDランタンを探そう
テント内の数時間+トイレ等で数分持ち歩く据え置き型ライトのランタン。2つの例を紹介します。
コールマンのLEDマイクロパッカーランタン
少し古い商品ではあるものの、コールマンの「LEDマイクロパッカーランタン」という定番系の小型ランタンモデル。
当時、購入を決めた選択のポイントは「連続点灯時間が約100時間」というコト。単三電池3本で明るさが約14ルーメンのため、本当にそのくらいは使えてしまう長時間点灯できる省エネモデル。後継モデルの「2」は約58時間\32ルーメン。
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ドッペルギャンガーのポップアップランタン
その後に登場した「ポップアップ」スタイルのLEDランタン。下の写真はドッペルギャンガーのポップアップランタンプロ。ホームセンターでもノーブランドの類似品が出ていたりするのだけど、あまり小さいのは「形式が同じでも明るさや時間が違う」ので注意しましょう。
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登山のテント泊ではオートキャンプのようにテーブルやバーベキューセットを運んで何時間も料理や食事に時間を使いません。山頂のテント場だけではなく、登山口のキャンプ場でも同じ。
そのため、ランタンは周囲2~3mを照らしてくれるもので十分。
「大手ブランド」から実用モノへ
コールマンはもともと軍用のガソリンランタンでアウトドア事業を起こしたアメリカの企業でしたが、野外用ライトもLED化し、燃焼系のマニアックな専用用品を「揃える」必要はなくなりました。
電気系照明であればコールマンより、防犯関連で事業をしてきた「ジェントス(旧サンジェルマン)」の方が優秀。独創的で手ごろな価格のアウトドア用品を手掛けるドッペルギャンガーもいいですね。
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長距離登山の保険・ヘッドライト
テント泊や山小屋泊で役立つのは据え置き型ライトであるLEDランタンですが、登山的には長距離の山で日没を迎えてしまった時の事を考えると「LEDヘッドライト」があると2時間くらいは延長戦が可能です。
両手が空くヘッドライトがあれば、大抵の山は超安心。
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日没・夜明けのLEDヘッドライト
写真はジェントスのLEDヘッドライト「ヘッドウォーズ HW-999H」。
夜を徹して登山をするのではなく、夜明け前の2時間や日没後の2時間の行動を延長してくれるためのライト。
夜間作業者も使う実用品
ヘッドライトでもあり、リュックのストラップに固定することもできる電池ケースが外付けタイプの強力なLEDライト。
頭に付ける姿が気になる(恥ずかしい)かもしれませんが、正直、薄暗い自然地帯の山の中で「他人のカッコに興味のある人はいません」ので、安全を最優先に到着予定が遅れてしまった登山や下山に集中しましょう。
むしろ暗闇の山道でスマホの明かりを片手に歩いている人の方が恐怖です。(+_+)
2時間延長できるとだいぶ違う
ヘッドライトは午前2時に真っ暗な山頂へ向かうためのものではなく、あと1時間で駐車場に着く日没直後の下山の樹林帯を抜けるためのライト。
または片道8時間かかる山へ、早朝午前3時に登り始めることができれば1時間後には夏の明け方は明るくなってきます。ヘッドライトはそんな時に行動時間を確保してくれる安全ライトなんですね。
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