キャンプと登山のテントマット
テント内に敷かれて使われるマットは断熱のため。断熱というか、断冷。夜間の気温は太陽からの光の熱を受けなくなり数時間、一方的に下がり続けます。土のお山の世界はぐんぐん下がっています。
キャンプ場でも場所によってゾクゾク冷気を地面から感じることがあります。そんな時の快眠対策マットがキャンピングマット。
ではでは本題へ。
このページのお話
テントマットって何ぞや?
ロールマットを断熱マットにする
インフレーターマットの解説
キャンプマットの役割
キャンピングマット=冷気遮断のため
テント泊は季節や場所によっては朝方まで腰や背中が深々と冷え込みます。
そのような経験をした人は地面からの冷気を効率よく遮断できる敷物(=マット)を持参して寝袋の下に敷いてテント内で睡眠をとります。
断熱マットがないと底冷えする野外泊
真夏の酷暑や猛暑、熱帯夜の芝生の上のキャンプではテントや寝袋の中でも寝苦しいのですが、秋の気配や北海道の短い夏、そして標高の高い山岳地帯では日没後に地面は夜明けまで冷え冷えになっていきます。
寝袋だけでは耐え難い冷気が津々と伝わることがあるので、テント内の寝袋の下に「断熱マット(テントマット)」を敷いて横になるのが有効的。
ロールマットで断熱
アルミ蒸着処理が施されたウレタン素材のロールマットは昔からキャンプ時のマットとして使われています。
ウレタン素材をロール状に収納するスタイルが多いので「ロールマット」と呼ばれる場合が多いのですが、蛇腹状にたためる物もあります。ホームセンターで売られていますが、筒状にしてもそれなりに大きいです。
ウレタン断熱素材のロールマットの断熱性は絶大で、これを敷いた時と使わずに寝袋だけで寝た時では、底冷え感が全然違います。…ただやっぱり…↓
↑大きいんですよね。長さを半分にしても小さくならないやんちゃなアイテム。バイク旅の人はもちろん、マイカー規制や夜行バスで登山に行く人は持ち運び的にはハードルが高い。
インフレーターマットで断熱
インフレーターマットとは?
硬質のウレタンのロールマットではなく、反発しやすいスポンジ状の素材を密封ができる(布団圧縮袋のように)素材で覆ったマット。
中の素材は反発性の素材のため、空気弁を開ければある程度膨らみ、体重をかけて潰しながら丸めていき空気弁を閉じて密封すればコンパクトにまとめることができます。
インフレーターマットは収納重視の断熱マット。ロールマットの価格が安すぎて単純に比較してはいけないものの、巨大なお荷物だったロールマットを実用的な収納サイズにしてくれた恩恵は大きい。
エアーとスポンジの複合体なので寝心地は自宅ベッドのマットレスとそれほど変わりません。
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インフレーターマットの使い方
写真のインフレーターマットはコールマンのコンパクトインフレーターマット2のLサイズ。空気弁を開けば内部のスポンジが反発する分、自動的に空気を吸い込んで膨らんでいきます。
足りない分は息を吹き入れて弁を回して閉じれば断熱ぷくぷくマットのできあがり。
登山専用ではなく通常キャンプにも
サイズは横になった時の体重がかかる接地面が「背中からお尻部分」だけをカバーした短いタイプもありますが、それほど収納サイズが小さくなるわけではありません。
「持って行く」のであればシングルベッド(ソロテントの内部サイズ)いっぱいの長さを選んだ方が後々中途半端さを感じることがない選択になると思います。
自分からどんどん調べてみてくださいね。
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