キャンプと登山のテントの選び方
テントやキャンプ用品は高い?
…高い値段で買わせるためのバブル期のレジャーキャンプの時代からン十年、今では6千円くらいで普通に携帯&キャンプできるテントを適正な価格で買う事ができます。
たくさんあるので、違いや選び方がわからない?
はい、それでは解説していこう。
ではでは本題へ。
このページのお話
小さいテントのお話
蚊帳や日よけテントに注意
車任せの引越しオートキャンプと違う
基本的なテントの種類と選び方
自然地域は野営場が多い
写真は鳥取の大山の下山キャンプ場。
夏山登山口前にあるので、利用者は主に大山への登山者。中学生の林間学校の宿泊所としても利用されていました。
ツーリングテント
一般的なドーム型のテントのことを便宜的にノーマルなツーリングテントとして分類しておきます。
「ツーリング」と名付けることで必然的に1~2人用のテント(=ソロテント)のジャンルになり、パーティーキャンプではない登山用のテントとして使えるサイズのものになります。
買ってはいけない登山テント例
業務用のテント
テントと呼ばれるけど、全然種類の違うイベント業務用のテント。運動会の来賓の人などが雨や日に当たらないように組み立ててる屋外テント。竜巻や突風のニュースでよく巻き上げられる映像が流れるアレで、キャンプ用ではありません。
テントの形の蚊帳(スクリーンタープ)
次にスクリーンタープ。これは、海水浴場や運動会で来た人が「日除け」に使うテント型の蚊帳みたいなモノ。
形こそテントそのものなのですが、外からは網だけで丸見えで、雨風はそのまま入って来ます。日除けなのでサンシェードとも呼ばれます。「そもそもテントではない」ので気を付けましょう。
ワンタッチテント
設置が楽なワンタッチテントというようなテントがあると思います。別にハズレなテントでもなく、ソロキャンプでも使えます。ただ、設置は楽ですが、構造が「折り畳み傘」のような感じである場合、収納サイズはパラソルのようなイメージ。
クルマには積めても山登りで背負って行くには収納形態が大きいのため不向きです。
テントサイズの決め方・考え方
ベッド廻りをメジャーで測ってイメージ
一人~二人用のテントは「荷物を置く」想定外の「一人~二人用」の表示があるので、二人で寝ることを常用とする前提で買う人は大きさをしっかりチェックしましょう。
布団やシングルベッドの長さをメジャーで測り、テント内部の滞在スペースのサイズとイメージを重ね合わせると分かりやすいと思います。
高さと収納スペースも考えよう
テント内は睡眠(横になる)だけのスペースがあればいいわけでもなく、周囲からの視線を遮断する個室の役目を果たす滞在空間。着替えをしたり荷物整理をしたり、雨天になれば長時間テント内で過ごすことになる「部屋」になります。
トンネル型のイモムシテントは安いのですが、必要以上に省スペースのテントを求めると窮屈さが気になるだけのキャンプになりかねないので小さすぎる&細長い一人用テントの購入はよく考えた方がいいです。
登山口前のキャンプ場でも、登山道の中腹にあるキャンプ指定地でも使える2m四方程度のテントで携行できるものが登山以外でも使えていいかも。
登山でのキャンプ(テント泊)は、全ての荷物を背負って動くことがあるので、基本的に「ソロキャンプ」的なキャンプ用品のチョイスになります。
バブル期にスタンダードのようにされた四輪駆動車横付け・区画予約の「オートキャンプ」とは、似ているようで少し違うので、キャンプ用品についてはバーベキューキャンプを参考にしない方が良いです。
持ち運び可能な一人テント
MY ツーリングテント
登山初心者ナビの利用テントはノースイーグルというメーカーのツーリングドームというテント。
収納サイズは38cm×17cm。スクーターのシートの下に入るシッカリテント。重量が3kgほどあるので山頂泊の登山には不向きではあるけれど、活用場面は登山だけではないのでベターな選択。
[密林] ▶モンベル ツーリング テント
[密林] ▶コールマン ツーリング テント
[密林] ▶ドッペルギャンガー ツーリング テント
[密林] ▶ノースイーグル ツーリング テント
細長いテントは登山専用テント
このサイトの解説テントはドーム型のツーリングテント。一方、重さが1.5kg程度の細長い登山専用のテントも1万円以下で販売されています。
自宅の近くにアルプスがあり、しょっちゅう登るのであれば「買い」ですが、通常は登山口のキャンプ場プラス持ち運びが可能なテントが最初の選択で良いのかもしれません。
ご参考まで。