熊除けの鈴と一人登山等について

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熊除けの鈴と一人登山等について

「山への単独入山は避けましょう」と登山口の入口には注意看板が掲げられている事が多く、カップルや複数登山者たちを横目に単独登山の人はたいてい少し悲しい思いを抱きながら登山口の敷居をまたぐものです。

でも「だってしょうがないじゃ~ん!」と心の中でつぶやきながら先へ進んでいます。

ではでは本題へ。

このページのお話

「誰か」にしてもらう準備はダメ
案外いる一人登山者
「青春・皆で」イメージはビジネス
複数登山は体力消耗に注意

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一人登山ってしちゃだめなの?

『一人登山(単独登山)』については、二つの側面から見る必要があります。


1.遭難や事故時の危険性

正統的な「心配」がこれ。

万が一転倒して足の骨を折った時、複数で行ってれば、一人が下山して救助隊等の救助をお願いしに行ってもらえることができるのだけど、単独登山の場合、滑落した事実を誰も知らないため何日経っても救助が来る事は無い。

…でも

水が無くなったら仲間の誰かのを分けてもらえばいいって?
一人なら下山が正常な判断のはずなのに、「皆と一緒に山頂まで頑張ろう」は正しい判断?

骨折したら誰かに運んでもらうつもり満々?
運んでもらうから安心??

何かあれば「誰かに何とかしてもらおう」という登山準備は、あまりよろしくありません。

摩周湖 硫黄山

1'.熊が出たら一人じゃヤバイ?

熊が出たとしよう。
ある意味、助かる可能性は高くなる。
「友人が襲われている間に逃げることができる」から。(←鬼)

相手は熊。素手の登山者が何人いても勝てないので複数で登山すれば安全なわけでもないわけです。
(賑やかな気配で遭遇にしにくい恩恵はある)

人間が浴びると七転八倒する熊撃退スプレーを鼻先にかければヒグマでも怯むとは思うけれども、高いんですよね。 ( ;∀;)

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2.「誰かと」ビジネスの悪影響

あとは「誰かと一緒の人が楽しそうで幸せ」という、テレビや雑誌が広告や販促のために繰り返し「空気作り」されてきた幻の価値観や文化を真に受けてベースにしている人が多いこと。

残念なことにしばらくの間それが主流だったこと。

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次から次へと「みんなでみんなで」…なんていう時代がつい最近までありました。でもネット社会になり、テレビ側が推したい人々やサービスを放送されるがままに視聴者がお付き合いしてあげる必要はなくなりました。

人生の主体や幸福感はその人個人のもの。

したいことがあるのに「誰か待ち」ばかりでは人生勿体ない。
男性はもちろん、30代くらいの女性の一人登山者も結構います。

山奥へ行かなくてもいいので、ちょっと準備をして近くの山で過ごす一日を前向きに考えてみると良いでしょう。


一人登山、通常は普通に無事です。

鳥取砂丘 ダンボー
一人登山でもいいじゃない?

誰かに荷物を持ってもらう、誰かに物を借りるを最初から想定しないで登山をしましょう。

最初から「友達と」や「誰かと」、あるいは「夫が何とかしてくれる」と『一人じゃない準備』は逆に周囲の負担を増やし、家族や友人を巻き込む事案になるので要注意。


何人いても落雷はあるし、滑って落ちれば転落もします。

人数が多いと「他人任せ」になりやすく、登山ペースや会話や気遣いによる体力の消耗など別の側面があるので、ある意味逆に気を付けましょう。

ちょっと一息おさらいまとめ

準備して行けばよし。 ( ˘ω˘ )


熊除けの鈴は鳴らしながら歩くべき?

熊除けの鈴(くまよけのすず)」という、ドラクエ的なアイテムがあります。

熊除けの鈴はベル状の鳴り物の鈴でリュックサックや衣服などに吊るしておくことで、歩くたびに「チリーン」やら「カランカラン」やら金属音を鳴らしてくれる物。

「熊(クマ)」が人の気配に気付いてその山域から離れてくれる…と、いったような効果があるとかないとか…そういうモノ。

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熊除けの鈴

中世や古代でも山伏が持つ杖はジャラジャラと音が鳴る金具があるイメージがあるけれど、おそらくは理にかなった熊除けの音を鳴らす仕組みのアイテム。

効果を疑う人もいるけれど、無音で歩くと遭遇しやすい&突然の出合頭なのでやられやすいはず。


大勢が列をなして登る有名な山の登山道(朝方や深夜を除く)では、熊もいないので鈴を鳴らさなくても大丈夫。360度見通せる火山火口の御鉢なども、熊は住んでいないのでリンリン鳴らして歩く必要はありません。

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音が迷惑と考える必要は無し

ベテランの人の中には「熊鈴がうるさいから好きではない」人もいますが、熊除けの鈴はうるさくすることによって危険を遠ざけるためのモノなので、タヌキや鹿が逃げていこうが、自分の身(+その道を通る他の登山者)を守るための判断を優先してみましょう。

音を鳴らすと魚が逃げてしまう「渓流釣り」の人がよく熊と遭遇し、双方が突然ナワバリで鉢合わせするのでいきなり襲われています。…ある意味当然。

クマにしてみれば、見知らぬ人が玄関のドアを開けて静~かに部屋でくつろぎだしていたレベル。それは家人は武装して威嚇しますよね。

「この家で静かに過ごすのが好きなんだよ~」という地権者でもない登山のベテランの人の好みに合わせる必要はありません。登山では熊除けの鈴を持ち歩いてチリンチリン鳴らしながら行動した方が良いです。

なお、伊豆半島や四国、九州では熊はほぼいません。

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