十勝岳登山初心者ガイド
十勝岳[とかちだけ]
標高2077m。
山体所在地は北海道の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町。
畑化された丘の景観が有名な「美瑛」や「富良野」の東部に位置する大雪山系南部の山で常時噴煙を上げている。【十勝岳の場所】
登山適期は概ね6月中旬から10月上旬。
日帰り登山が可能な山。
※24時間監視中の常時観測火山(活火山)
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→○行ける
日帰 日帰り登山が可能な山
「初心者でも登れる=楽勝」ではないことに注意。日帰り山でもヒグマもいる。
[vs.十勝岳] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
十勝岳の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
他の登山口&マイナー登山道
三段山コース登山道
吹上温泉
登山口の場所:北海道空知郡上富良野町吹上:白銀荘
登り片道:4時間30分
登山道中の目標/地名: 白銀荘前キャンプ場→泥流分岐→雲ノ平分岐→十勝岳避難小屋→昭和火口→十勝岳山頂
上ホロカメットク山コース登山道
十勝岳温泉
登山口の場所:北海道空知郡上富良野町吹上:国民宿舎カミホロ荘
登り片道:4時間00分
登山道中の目標/地名: 凌雲閣→三段山分岐→上ホロ分岐→十勝岳温泉分岐→上ホロ迂回路→上ホロカメットク山避難小屋→大砲岩→十勝岳山頂
登山道・登山風景コミュ
十勝岳の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
十勝岳周辺地域の雰囲気
十勝岳=富良野・美瑛地域の山
北海道の中央部、160kmにもなる国道237号が富良野や美瑛を抜け、旭川へ続いている。十勝岳はその大動脈を走っているうちに目に入っている山。
富良野と言っても正確には上富良野町。富良野(富良野町/中富良野町/上富良野町)・美瑛町として『あのあたり』が語られる場合が多い。
十勝岳に近付くのに簡単なルートは上富良野駅から道道291号を東に18km進めば十勝岳温泉の登山口直近の国民宿舎カミホロ荘【※HP 】に着く。さらにカミホロ荘から道道966号を北へ上っていけば十勝岳望岳台(登山口)。
大きな都市の旭川から望岳台まではおよそ50km程度。
十勝岳登山口の調査と決定
ストレートに山頂を目指そう
富良野や美瑛を撮り歩き、「望岳台」という場所に目を付けた。近くに白金温泉。
さて、「十勝岳に登る」計画をしてみよう。単独登山のため、熊よけスプレーを所持・装備していることにする。
望岳台から登山道は十勝岳へのストレートルート。
一方、十勝岳温泉からの登山道は上富良野岳や上ホロカメットク山などの山に登り、そのまま尾根伝いに十勝岳へ移るような登山コース。
出発地の登山口に戻ることを考えると、アップダウンが増える縦走登山ルートより直で十勝岳の山頂を目指せるルートがベターに思える。
望岳台の数キロ南の吹上温泉には「ふれあいキャンプ場(1泊500円)」があった。白銀荘【※HP 】が受付とのこと。白銀荘は素泊まり一泊2600円(48名相部屋)、日帰り入浴600円(調査時)。
十勝岳登山時間と日程想定
適度な距離の日帰り登山
望岳台登山口からの登山時間は登り片道:3時間40分との事。
望岳台からは噴煙を上げる十勝岳を直接見上げることができる他、富良野や美瑛の町を見渡すことができる場所。
望岳台にいる時点で森林限界を超えているので、樹林帯による日陰が無いので直射日光による熱射病には特に注意。
美瑛岳方向への登山ルート以外は水場は無さそうなので出発前に水を用意。そもそも北海道はキタキツネがエキノコックスという寄生虫【※wiki 】を宿しているため、野山の水をそのまま飲むのは危険。基本的に登山出発時の携行水だけで登下山する。
十勝岳登山中・下山のイメトレ
山頂からの景色が楽しみ
正午近くの遅い時間でもなければ、朝8時頃からの登山で十分余裕を持って登山・下山することができそうだ。
概ね14時には下山を始めるように出発時間を考えよう。登山は遅くても10時頃までに出発。
町との距離感や近距離のキャンプ場・温泉(日帰り風呂)など出発前の環境は整っているし、登り易そうな十勝岳。
ただ、人里である富良野の町でさえヒグマが目撃されているので、警戒していこう。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)
※北海道の2000m級の山は、本州中部地方の3000m以上の山に匹敵します。