羅臼岳登山初心者ガイド
羅臼岳[らうすだけ]
標高1661m。
山体所在地は北海道の知床半島。
知床連山の一峰となる羅臼岳は知床五湖から見て右端の丸みを帯びた山。ヒグマが頻繁に出没する世界有数のエリアである。【※羅臼岳の場所 】
登山適期は概ね6月中旬から9月下旬。
日帰り登山が可能な山。
人が作り出すことのできない世界遺産の中の「自然遺産」エリア。そもそも道路さえ無い知床半島の内陸中央に位置しているので、観光名所の知床五湖でさえ夕暮れを過ぎれば無人の秘境。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→△不向き
参考 他の山推奨(=初心者△)
日帰り山でもヒグマの密生地帯。
[vs.羅臼岳] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
羅臼岳の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
他の登山口&マイナー登山道
羅臼温泉の登山口
羅臼温泉野営場
登山口の場所:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町:羅臼温泉野営場
登り片道:5時間10分
登山道中の目標/地名: 羅臼温泉キャンプ場→一息峠→ハイマツ原→第一の壁→第二の壁→泊場→屏風岩→羅臼平→羅臼岳山頂/span>
遠回り・縦走的登山口(参考)
硫黄山の登山口( カムイワッカ湯の滝)
登山道・登山風景コミュ
羅臼岳の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
羅臼岳周辺地域の雰囲気
羅臼岳=知床=最秘境地域
知床五湖周辺はマイカー規制があるという情報だけは事前に知っていたのだけれども、実際に行ってみないとピンとこない。
夏季、実際は自然系観光スポットである知床五湖【※知床五湖HP 】まではマイカー(マイバイク)で行くのに影響は無い。
知床五湖で講習を受けてヒグマの住む原始の森を歩いた。湖沼の背景には知床連山が立ち並んでいた。羅臼岳は知床連山の右端の山 。少しまるっこい。
その後知床横断道路で羅臼町側へ抜けている途中に熊の湯や羅臼温泉キャンプ場(=羅臼岳登山口)があるのを見た。
羅臼岳登山口の調査と決定
ヒグマの密生地帯
羅臼岳…つまりは知床。知床は世界でも指折りのヒグマの密生地帯。基本的には山に入らないのが極めて普通の判断。
「登るとしたら」を計画してみる。想定の想定なのだけど、単独登山のため、熊よけスプレーを所持・装備していることにする。
登山ルートは二つ。知床五湖側の岩尾別温泉からの登山口ルートと、知床横断道路の途中にある羅臼温泉からの登山口ルート。
羅臼温泉側のルート上にはテントが張れる「泊場」があるけれど、ヒグマが怖いので、日帰り登山にしよう。
羅臼岳登山時間と日程想定
岩尾別温泉からの登山
羅臼岳は知床半島の内陸中央にあり、登山の距離やかかる時間は知床側も羅臼側もそれほど違わない。
少し調べたところ、水を補給できる水場が「弥三吉水」「銀冷水」「岩清水」と三か所ある岩尾別温泉側のルートの方が安心感がある気がした。
北海道はキタキツネがエキノコックスという寄生虫【※wiki 】を宿しているため、山の湧き水を生で飲むのはよほどの遭難事案だとしても水場が多いのは助かる。
…クマも水場に来るのかな?まあ、熊スプレーは装備中ということで、登山ルートは決定。
羅臼岳登山中・下山のイメトレ
登山開始時間と下山時間を考える
岩尾別温泉側のルートは登り片道:3時間50分との事。実際に歩けばプラス1時間のつもりで考えて山頂へは5時間以内と見込めば良さそう。
山頂近くの羅臼平という場所で羅臼側や硫黄山側の登山道と合流することになる。
知床の岩尾別温泉にバイクを停めて行くので下山の時にうっかり羅臼側へ下りて行かないようにしないと。
知床連山の西側に当たる登山道なので、午後~夕方の下山は太陽が傾く方角に向かって下りて行くことになる。
登山開始時間は午前6~7時。12時過ぎには山頂で13時に下山を始めても夕暮れ頃には余裕で下山できる。下山後の知床周辺は数十キロ単位で無人なので羅臼町か斜里町までのガソリンの残量に注意しよう。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)