阿寒岳登山初心者ガイド
阿寒岳[あかんだけ]
標高1499m(雌阿寒岳)。
山体所在地は北海道の足寄町及び釧路市。
正式名称が雌阿寒岳(めあかんだけ)で、阿寒富士や雄阿寒岳(おあかんだけ)を含めた一般的総称が阿寒岳。晴れた日には釧路湿原からも望むことができる。【雌阿寒岳の場所】
登山適期は概ね5月中旬から10月中旬。
日帰り登山が可能な山。
※24時間監視中の常時観測火山(活火山)
ページ内ワープリンク
初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→○行ける
日帰 日帰り登山が可能な山
「初心者でも登れる=楽勝」ではないことに注意。日帰り山でもヒグマもいる。
[vs.阿寒岳] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
阿寒岳の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
他の登山口&マイナー登山道
オンネトー
オンネトー国設野営場
登山口の場所:北海道足寄郡足寄町茂足寄:オンネトー国設野営場
登り片道:2時間30分
登山道中の目標/地名: オンネトー茶屋→阿寒岳山頂(雌阿寒岳)
遠回り・縦走的登山口(参考)
阿寒湖滝口バス停( 雄阿寒岳へ)
登山道・登山風景コミュ
阿寒岳の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
阿寒岳周辺地域の雰囲気
活動拠点の阿寒湖温泉
阿寒湖の8月の平均気温は17℃後半程度。阿寒湖南部に国道240号が横断していてその東方にある雌阿寒岳の南山麓に沿い伸びている。
阿寒湖の水面の高さは標高420m。阿寒湖は意外にも「釧路市」地域の湖。有名な釧路湿原も冬期には氷点下20℃以下になる低温地域。北海道「内陸の山中」にある自然地帯のため、夕暮れを過ぎれば真夏でも冷ややかな空気に覆われる。
阿寒湖は秘境の湖である一方、湖のほとりの阿寒湖温泉は観光温泉街として良く発展している。北海道の地方地域では珍しく、夜になっても温泉利用客が道を歩いている姿を見ることができた。
阿寒岳登山口の調査と決定
阿寒岳は二つある
雌阿寒岳と雄阿寒岳。このうち、百名山とされているのは前者の雌阿寒岳 。
阿寒温泉から湖の向こう側に見えるのは後者の雄阿寒岳。百名山の登山として阿寒岳に登るのなら雌阿寒岳なので、登山は阿寒温泉の阿寒湖ではなく、国道240号を西へ、241号を南下し道道664号へ約20km進んだ「オンネトー」と呼ばれる湖を目指すことになる。
周囲の状況で理解できるのだけど、ヒグマの住む山岳地帯。少し調べただけでも賑やかな阿寒温泉のお散歩スポットである「ボッケ遊歩道」でさえヒグマが目撃されている情報に触れられた。
想定として、単独登山のため、熊よけスプレーを所持・装備していることにする。
阿寒岳登山時間と日程想定
オンネトー発が現実的
普通の旅行者なら阿寒温泉のホテルで過ごしたいところだけれども、今回は登山絡みで朝が早いのでオンネトーにあるキャンプ場がベストなのかもしれない。
雌阿寒岳の登山時間は片道2~3時間と比較的短く、若干登山開始時間が遅くても日帰り登山が可能。釧路や北見在住者は移動距離は100km程度なので早朝から2時間も走れば登山口に着くことができる。
道外を含み、それ以外の長距離の旅人はオンネトー国設野営場【※MAP 】でテントを張るのが滞在費も安い。それにより半自動的に登山口と登山ルートが決まる。
阿寒岳登山中・下山のイメトレ
下山するまでが登山
オンネトーからの登山ルートは登り片道:2時間30分との事なので、実際には3時間前後で山頂に到着するはず。しばし山頂で達成感に浸った後、出発から7~8時間後には登山口に戻ってこられる。
オンネトーでテント泊をした人は夕方に下山することになるので、朝の時点でテントをたたみ、チェックアウトしてからの登山になる。バイクや車にテントが積める人は不要な荷物を一旦収納してから出発できる。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)