霧島山登山初心者ガイド
登山適期は概ね2月下旬から12月中旬。
日帰り登山が可能な山。
※24時間監視中の常時観測火山(活火山)
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→◎野外散策級
散策 半日・昼過ぎに下山可能な山
登山口によっては半日ハイキング的な散策登山。
[vs.霧島山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
霧島山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
えびの高原登山口
韓国岳(からくにだけ)へ
登山口の場所:宮崎県えびの市末永:足湯の駅えびの高原
登り片道:1時間40分(平常時)
登山道中の目標/地名: えびの高原→霧島山山頂(韓国岳)
※2018/4/19 硫黄山噴火のため立ち入り禁止規制あり
高千穂河原登山口
高千穂峰へ
登山口の場所:鹿児島県霧島市霧島田口:高千穂河原
登り片道:1時間40分
登山道中の目標/地名: 高千穂河原→馬の背→背門丘→高千穂峰山頂
他の登山口&マイナー登山道
大浪池登山口
韓国岳(からくにだけ)へ
登山口の場所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂:大浪池登山口
登り片道:3時間00分
登山道中の目標/地名: 大浪池登山口→大浪池避難小屋→韓国岳避難小屋→霧島山山頂(韓国岳)
御池登山口
高千穂峰へ
登山口の場所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田:霧島東神社
登り片道:3時間30分
登山道中の目標/地名: 霧島東神社→二子石→高千穂峰山頂
登山道・登山風景コミュ
霧島山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
霧島山周辺地域の雰囲気
からくに岳か高千穂峰か
鹿児島湾【別名:錦江湾(きんこうわん)】の根元にある霧島山。
夏の夕方は海からの湿った風が山体を駆け上り、雷を伴った夕立に襲われていることが多い。
いくつかの山々が寄り集まった連山であり、最高峰は「韓国岳(:からくに岳)」。
最高峰こそ「からくに岳」であるものの、南東には天の逆鉾が突き立つ霊峰・高千穂峰も魅力的。
ただし、中央にある新燃岳が不安定な活動中の活火山のため、新燃岳を横断する縦走は考えずに別々の日の登山を考えた方がスムーズだ。
※2018年4月19日に硫黄山噴火、6月22日に新燃岳噴火。警戒レベルと立ち入り規制区域はその都度変更されていますので、各自現時点での入手情報・状況を優先して自分計画を。
霧島山登山口の調査と決定
韓国岳と高千穂峰で2ヶ所ずつの登山口
霧島山の登山口を調べてみると韓国岳と高千穂峰にそれぞれ二ヶ所ずつ候補が上がる。
■韓国岳(からくにだけ)へ
■高千穂峰(たかちほのみね)へ
★高千穂河原【※MAP 】
★御池(霧島東神社)【※MAP 】
えびの高原から韓国岳への登山時間は登り片道:1時間40分。
高千穂河原から高千穂峰への登山時間は登り片道:1時間40分。
霧島山登山時間と日程想定
大浪池=火山の火口跡
韓国岳側の登山ルートに大浪池というポイントがあり、ちょっとした違和感を感じるかもしれない。
池に向かって登山。「ナントカ山」ではなく大浪池。
実は隕石のクレーターのようになっている火山の火口跡に水が溜まった場所が「大浪池」であり、「ちょっとそこの池まで」の遊歩道ではなく、登りの傾斜を伴う登山道。
(平常時は)えびの高原からの登山ルートが韓国岳への最短ルート。
一方、高千穂峰は「御鉢」と呼ばれる空っぽの火口跡を越えて天の逆鉾が突き刺さる高千穂峰へ。
森林限界を超えるとずっと続くザクザクの火山礫の斜面により、歩を進めてもなかなか前に進んで行かない苦しい登山。半面、下山はザクザク下りて行ける。
高千穂河原からが最短ルート。
霧島山登山中・下山のイメトレ
高千穂峰へ天の逆鉾を見に行く
今回、ロマン溢れる天逆鉾【※wiki 】に心惹かれてしまい、最高峰の韓国岳ではなく、高千穂峰へ向かってしまう選択をした。
坂本龍馬が新婚旅行で登り引っこ抜いたという偉人系エピソードも絡む山に、日本人としてはあちらの山よりこちらに登りたくなるわけで。
水場は一切ないものの、御鉢を超えた先の山と予め知っていさえすれば、それほど苦しい登山になるわけでもない。
竜馬が引き抜いたはずの天の逆鉾がなぜ山頂に存在するのかと言えば、レプリカというより、モニュメントのような鉾が設置されている。
御池側にある東霧島神社の社宝のため、モニュメント・オブジェというのは失礼であるものの、それがわかっていたとしても、いざ目の前にしてみるとなんだかとても嬉しかったりもする。
真贋はともかく、教科書や言い伝え、史跡レベルの歴史のある地域を訪れるのは面白いものです。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)