槍ヶ岳登山初心者ガイド
登山適期は概ね7月中旬から9月下旬。
名峰が集中する地域の一座。
マイカーで到着できる他の地域と違い、登山口に行くまでが「旅行並み」のエリア。
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初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→△不向き
参考 他の山推奨(=初心者△)
往復だけで20時間超え。
[vs.槍ヶ岳] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 山中泊量の登山リュック
長距離・長丁場の山。食料や寝袋、着替え、(場合によってはテント)等を背負える登山リュックを選択。
靴 ⇒ 張替可能の本格登山靴
普通の道・歩行時間ではないので救助隊の装備(編上靴)と同じように考える。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
槍ヶ岳の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
新穂高温泉登山口
右俣林道登山口
登山口の場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂:穂高平避難小屋
登り片道:9時間40分
登山道中の目標/地名: 新穂高温泉→(右俣新道)→穂高平避難小屋→穂高岳登山口→滝谷避難小屋(滝谷出合)→槍平小屋→飛騨乗越→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳山頂
上高地登山口
上高地ビジターセンター
登山口の場所:長野県松本市安曇上高地:上高地ビジターセンター
登り片道:10時間10分
登山道中の目標/地名: 上高地ビジターセンター→明神館→徳沢ロッヂ→横尾避難小屋→槍見河原→一ノ俣→槍沢ロッヂ→カブト岩→槍沢小屋跡→水俣乗越分岐→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳山頂
登山道・登山風景コミュ
槍ヶ岳の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
槍ヶ岳周辺地域の雰囲気
とにかく尖ってる槍ヶ岳
昭和の一個人が選定した日本百名山のうち、槍ヶ岳・穂高岳・常念岳・笠ヶ岳・焼岳あたりの山々は上高地や新穂高温泉をベースにしたひとつの登山エリア。
これより北部に薬師岳・黒部五郎岳・水晶岳・鷲羽岳あたりまでの別の山域と言える登山エリアがある。
日本の山では珍しい鋭く尖った特徴的な山体のため、姿を見れば登ってみたくはなるものの「勢い」で登山をすると山中で衰弱する未来に進む場合もある。
登山口までの時間や距離や到着手段、そこから始まる登山時間や宿泊状況など把握して荷物の重さを考えてから、頂上に向かうかどうかを考えていこう。
槍ヶ岳登山口の調査と決定
見に行くだけでもいいんじゃない?
おすすめの登山口は下記の通り。
登山初心者的なおすすめは特別名勝・上高地で「観光」。
いきなりアタックせずに、遠くから見るだけ。
昭和時代に山をネタに一山当てた日本百名山の著者は、
「一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。」…と、記したという。
↑コレ、山をネタに「紹介事業」した人の言葉だからね。( ˘ω˘ )
言葉に間違いはないでしょうけど、山へ行って大金を稼いだ人と、それを読んでお金使って命をかける読者、得るもの・失うものと立場が全然違うから無茶して大怪我しないように気を付けないと。
…と、いう冷静な分析も時には必要です。
槍ヶ岳登山時間と日程想定
普通に考える槍ヶ岳登山
手すりの無い尖った山。
当然、岩登り。
そしてそこを降りる必要がある。
数十人、数百人が先の尖った「あの場所」へ向かうと、当然渋滞する。
順番待ち。
頂上へ着いて、下っていく順番待ちはベルトコンベアーのよう。
上高地からの登山時間は登り片道:10時間40分。
上高地へは年間を通してマイカーでは入れません。
★上高地公式ウェブサイト【※HP 】
★マイカー・観光バス規制について【※HP 】
そのため、マイカーの場合は下記の駐車場へ。
★沢渡駐車場(松本市方面から)【※MAP 】
★平湯駐車場(高山市方面から)【※MAP 】
駐車料金はだいたい普通車600円、バイク300円。
槍ヶ岳登山中・下山のイメトレ
最初は上高地散策を楽しもう
本来の槍ヶ岳の最短ルートは新穂高温泉【※MAP 】。
ちなみに上高地は穂高岳・焼岳への登山起点、新穂高温泉は槍ヶ岳・笠ヶ岳への登山起点になる。
まずは上高地で「観光客」をしてから、山中へ泊まり込みをする登山のことを考えても全然遅くはない。
★山のグレーディング【※長野県HP 】
槍ヶ岳・穂高岳・上高地は体力度6(1~2泊)以上、レベルC(★★★)以上のルートがたくさん。
では、熊よけの鈴も鳴らしながら行けるところまで一人登山開始。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)