トレッキング 登山 ブナ

「下山」は登山の折り返し。


山頂からの下山。転ばぬ先の杖「トレッキングポール」で「足」を増やそう

男体山 登山

【写真:栃木県・男体山山頂から下山を始める登山者たち。背景に中禅寺湖が見える】

 

 

顔から出血しながら下山する中高年、少なくない。

登山 ハイキング

登山者たちは感動的な山頂からの眺めをしばし堪能したのち、下山を始めます。はぁはぁと息切れを起こしながら登っていた「登山」より断然「下山」の方が楽であることは間違いがないものの、筋力や体力の疲労に下方への重力が加わり、身体の動きが付いていかない場合があるのも「下山

自分が思っているより上がらない足が岩に接触してバランスを崩しても「とっさの一歩」さえもしっかりとした場所に足をつくことができるかも微妙な上、前のめりに倒れてしまうと傾斜がある分加速度が増した状態で硬い岩に身体や顔を打ち付けてしまいます。

 

雷雨であればぬかるんだ地面でかかとから滑るので仰向けに尻餅をつく形で転倒を繰り返すことも。
足下が滑った際は不意に変な体勢で変わった場所の筋肉を瞬発的に使うため、「筋(すじ)」を痛めてしまう場合もあります。

登山登り」は体力的に大変なだけで、下山の「下り」の方が「大怪我」をしやすいので「辛くはありませんが登山口まで気を緩めずに」歩く事を念頭に入れて下山していきましょう。

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

女子

はぁ~~いい登山でした♪それでは、下山しましょう。

登りは体力配分しながら登山しないといけないのだけど、経験の少ない人はそのあたり、全然わからないと思います。ぜひ遭難しない程度にぐったりする登山を低山で経験してみてください。さて、私は下山前にトレッキングポールを出して・・・と。

【★ハイキング用品なんかない?:トレッキングポール

区切り線

 

 

 

頂上での休憩中に軽い食事をとっておく


水の消費量に注意しながら胃に物を入れて「空腹」になることが無いように!

登山 食事
【写真:登山中にコンビニで買っておいたヨモギ大福を食べる。登山で「ダイエット(空腹&絶食)」したら絶対ダメ】

 

 

長時間運動を続ける「登山」は食べたエネルギーが即使われる

ピクニック おにぎり

冒頭の下山への出発から話は少し戻ります。出発前、山頂に到着していた休憩の間に「持ってきている物を何か食べる」とは思いますが、これは「お昼の時間」ではなく、非常に大切な事です。

平地や公園等の「青空の下でお弁当を食べよう」というピクニックとは違うので、山の上までコンビニ弁当のような物を背負って歩く必要はありませんし、ガスバーナーでお湯を沸かしてレトルトカレーやラーメンを作って食べる必要もありません。

 

登山では「空腹」になってしまうと急激に動きが鈍ります。平地でもへろへろになってしまう事態を数キロ歩くのに数時間を擁する登山で招いてしまうと身動きが取れないほど衰弱してしまうので、それだけは甘く見ないように「早め早めに胃に少し物を入れておく」ことをしておきたいものです。

 

ハイキング ダンボー   登山 ポテトチップス
【持参した柿ピーの小袋も貴重な食料&エネルギー源】   【お菓子でも腹ペコ状態とはその後の動きが全然違う】

 

下山中の休憩でも何か食べた方が良いので、山頂で「下山の出発前にバッチリ食べる」という意味ではなく登山ではこまめに胃にモノを入れる」方が疲労せずに全行程を進めることができるという重要ポイントです。

平地の暮らしの中では「残さず食べよう」といった「食文化」に基いていた食料の摂取が登山では「延命のためのエネルギー補給」の意味合いで食べることになるので、全部食べずにお腹が落ち着いたら包んで残しておいた方がいいかも。

 

【今さらですが「登山の食料・携帯食」について】

★ 「山頂」の時点でチェックするものではありません(出発前の準備物です)が、「必要」な場面として考えてみましょう。
★ 登山道中では「飴(アメ)」を有効利用!糖分は疲労に即効性有り。水あめは暑さで溶けるので氷砂糖とかいいかも。
★ おせんべい等の「米菓」はお米系なので腹持ちが良い。味が濃いものは水を消費しやすいので注意。
★ リュック内は体温や太陽光で温度が上がるので傷むものはダメ。
★ カロリーメイト等の高カロリーモノは遭難食。高カロリー一口ではなく小袋パック食を休憩ごとに食べた方が良い。
★ ぼそぼそ・しょっぱい系・甘ったるいものはのどが渇くので下山まで少しずつ消費する。

 

登山 おにぎり ダンボー   登山 飴
【登山中に食べるおにぎり。とても味わいます】   【飴は塩飴やアミノ酸などそんなにこだわらなくてOK】

 

さて、陽が傾いてしまわないようにそろそろ出発しましょう。

 

 

 

下山で絶大な助けになってくれるトレッキングポール


体重+重力×下山の数時間、両足の太ももの筋力だけで支えたら脚が可哀想

登山 リュック トレッキングポール
【写真:トレッキングポールは「下り」で使うとラク&安全安心】

 

登山

登山初心者の人は買う事をためらうかもしれないのがレッキングポール。スキーのストックのような「杖」です。

普段山自体が数時間かけて道路を走らなければ存在しない都会暮らしの人々(登山初心者)は、そもそも登山でどの部位がどれくらい疲労するかもイメージすることのできない環境の中で、トレッキングポールの恩恵や役割を想像する事自体が難しく、年に1~2回しか行けない数年ぶりの山登り特殊な登山専門用品に見えるトレッキングポールまでバッチリ買う選択はしにくいと思います。

 

【トレッキングポールってこんなもの】

★ プロスポーツ選手や登山マニアが使う物ではなく、長時間の筋力への負担を分散させて支える支点も増やす安全装備です。
★ 安い物は3千円程度で買えます。高い物は剛性を保ちながら徹底的に軽量化しているので高価です。
★ 登りは数千回分、腕を胸の位置まで「棒」の上げ下げを繰り返す上に登りで転ぶ人は少ないので下山に使うと良いモノ。
★ 不安定なゴロゴロ岩の階段で絶対折れないストックを持って下ることをイメージしてみましょう。
★ 松葉杖やオリンピックの平行棒のように腕に負担を分散させて進むので足の筋力が「もつ」ようになります。

 

■ 下山で真価を発揮する登山杖 トレッキングポール
超軽量トレッキングポール 52cm 200g
 
ダバダ 軽量アルミ製 トレッキングステッキ 58cm 210g
 
EMPT 高強度アルミ トレッキングポール 65cm 260g
 
メルモンド カーボン トレッキングポール 65cm 170g
 
ブラックダイヤモンド トレイル

 

 

一度トレッキングポールなしで登山してみて二度目以降は買ってみよう


ほとんど行かない未経験者から時々行く登山初心者への道具=トレッキングポール

登山 トレッキングポール
【写真:I型ストックのシングルもの(モンベル)を購入。主人公さんは片手に一眼レフを持って歩くため一本杖をチョイス】

 

登山 トレッキングポール

山歩きに慣れていない頃購入した初めてのトレッキングポールがシングルの組み立て型のトレッキングポール

最初はピンときませんでした。・・・と言うよりもむしろ、登っている時の上げ下げが逆に腕の筋トレのように感じられて邪魔にも感じたことを覚えています。そもそも山登り自体「初戦」に近く、未使用時の比較・想像が難しかったという人です。

数回一人登山をしているうちに下山の時に支点が増える安心感に気が付きました。^^

 
登山 トレッキングポール   登山 トレッキングポール
【先端は地面に刺さりすぎないようになってます】   【持つ部分のグリップ。メーカーの工夫の形状によって相性有】

 

そのうちに「使い方」を自分で考えながら使うことができるようになり、下山時の筋力使用の分散をじわじわと実感することができるようになりました。トレッキングポール無しで下りの階段を数時間下山していくと膝の上の筋肉がガクガクプルプルしていきます。運動不足ですが、スポーツ選手としてお金を稼いで生活している人以外は「普通」にそうなります。

 

登山 トレッキングポール   登山 トレッキングポール
【マイ杖は収納優先チョイス。長さは換えられないタイプ】   【安いものをお試しで買って使ってみると良いです】

 

一本杖でも降段の際に一旦トレッキングポールを先行させて「よいしょ」と降りていくため、脚への筋力の負担や浮石への警戒の集中力が軽減されるため、疲労感が未使用時とは全く違う登山になるのです。登山中、特に写真を撮らない人は一本杖のシングルよりスキーのストックのように2本セットのトレッキングポールを購入した方が良いでしょう。二本のトレッキングポールは全体重をかけたりしない「松葉杖」のような物で、下山で転倒するリスクも激減します。

 

 

 

下山は日暮れに注意。日帰り登山でもライトを持とう


気持ちに余裕が生まれて来る下山。一気に下山するのも寂しいので道草したいけど

骨 登山
【写真:栃木県・男体山の登山道にて。謎の動物のホネ発見。】

 

 

登山 トレッキング

頂上での出発が正午であれば夏場の日没まで6時間ほどあり下山する頃には夕暮れとなるのですが、到着が昼過ぎで午後二時ごろに下山を始めると下山中に森の中も薄暗くなっていきます

体調が疲労だけの場合は下りるだけなのでいいのですが、雨天になれば滑るため登山時より慎重に降りる分時間がかかる時があります。また登山靴が合わなかったりすると足の痛みに耐えながら下山となり、「急ぎたくても急ぐことができない」状況に見舞われることもあります。

 
山 夜   山 夜
【登山の写真ではありませんが、「山」の夜は暗い】   【山に上る月。わおーん・・・。】

 

登山道にいれば夜になっただけで「遭難」ではないので歩くのですが・・・

通常は登山道で下山中に夜にならないように下山するのですが、斜陽の光が山体に遮られる山の森の中では夕方は一気に暗くなっていきます。あと一時間も歩けば登山口まで到着するような微妙な場所で真っ暗になってしまうと、足元の悪い明かりの無い森の中では身動きが取れません。避難小屋に入っても暗くなっていくだけで電気や明かりはありません。

日帰り登山の予定であっても万が一の事態に備えて電灯を携帯しておくと多少のトラブルで予定が狂ったとしてもパニックにならずに冷静に対処することができるでしょう。

 

ヘッドライト LED   懐中電灯 LED
【備えあれば憂いなし。LEDヘッドライト】   【数百円のLED懐中電灯でも全然OK。】

 

夜を迎えてしまった登山者。準備も知識も無い初心者が夜の森の中に居れば不安で発狂しそうになるかもしれません。

でも、登山の経験がある人は夕方に鹿やタヌキが出てくることを知っていますし、そういう場面に備えてライトを持ってます。当然のようにガサゴソとドラえもんのようにライトを取り出し、余裕で歩いて帰ってくるでしょう。^^

 

■ 下山で真価を発揮する登山杖 トレッキングポール
超軽量トレッキングポール 52cm 200g
 
ダバダ 軽量アルミ製 トレッキングステッキ 58cm 210g
 
EMPT 高強度アルミ トレッキングポール 65cm 260g
 
メルモンド カーボン トレッキングポール 65cm 170g
 
ブラックダイヤモンド トレイル

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

男子

トレッキングポールのお話を山頂でしますよ♪経験者の話としては正直、登山・・・登りで両手に数百グラムの鉄アレイ(トレッキングポール)って、ちょっと負担が増す感じなんです。登りではそんなに意味がない。でも下山の「下り」では必需品なんです。ぴょんぴょん歩ける20代はともかく、30代以降の下山は転ばないように「てすり」を持って歩いた方が良いのです。

【★トレッキング用品なんかない?:トレッキングポール

区切り線

 

 

 

第一章 山登り・ハイキング 初心者ガイドの目次


湿原の木道や登山道の様子を写真で見ながらお出掛けイメージを膨らませてみよう。
下のリストから見たい項目を自由に散策してみてください。

 

登山道&ハイキング道の写真ガイド
0:山登り・ハイキング 初心者ガイド目次  
1:遊歩道・登山道の種類と入口 5:登山道の岩場・木道トレッキング
2:海岸景勝地・海中公園トレッキング 6:登山道の水場・避難小屋・山頂ガイド
3:湖・沼・池・滝+渓流トレッキング 7:山登りの下山時のポイント
4:高原・平原・湿原・森のトレッキング  
トレッキング・ハイキングの基本知識
1:トレッキングとハイキングの違い 4:登山届(登山計画書)の提出について
2:これから始める森歩きのススメ 5:一人登山・クマ除けの鈴等について
3:ハイキング・軽登山のルール&マナー 6:トレッキング出発前の持ち物
登山&トレッキングの持ち物参考例
1:マイカー登山者の持ち物・登山用品例 4:日帰り登山の持ち物例
2:バイク・自転車登山者の持ち物・登山用品例 5:キャンプ泊登山の持ち物例
3:徒歩(電車・バス)登山者の持ち物・登山用品例 6:湿原ハイキング者の持ち物例
トレッキング用品の選び方のポイント
1:リュックサックの種類と選び方のポイント 4:トレッキングの上着の選び方のポイント
2:トレッキングシューズの選び方のポイント 5:トレッキングのズボンの選び方のポイント
3:トレッキングポールの選び方のポイント 6:トレッキングの小物の活用のポイント