紅葉 風景 写真

自然の景色をより鮮やかするサーキュラーPL


緑の森・青い空・眩しい水面の風景写真はサーキュラーPLの出番

ケンコー サーキュラーPL

【写真:ケンコーのサーキュラーPL 72mm径】

 

 

プロは当然使う彩度アップのサーキュラーPL

風景

自然風景系の写真撮影では「必需品」とも言える偏光フィルターがこのサーキュラーPL

このフィルターを使ったことが無い人も当然少なくないので、「必需品」と言っても「無くても写真は撮れる」ことを付け加えておきます。

サーキュラーPLは使うことで「違う印象の写真を撮影することができる」という、画質(映像)自体に変化を与える撮影アクセサリー。

 

先に簡単に説明すると、サーキュラーPLフィルターを使う事で・・・

 

■ 真っ白に反射する水面の光を抑えて湖の底が見える状態にしてくれる
■ 白っぽい空の色を濃いめの青色にしてくれる(白い雲は青くなりません)
■ 山や森の緑の色を濃いめの緑色にしてくれる(緑色を足すわけではありません)
■ 紅葉も同じように鮮やかになる

 

・・・という特殊効果を得ることができます。別名は「偏光フィルター」。

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

女子

旅行雑誌とかを見ると紅葉とか海とかの写真がすっごく綺麗なんですよね。プロの人たちがよく使う強調フィルター。プロカメラマンが派手な写真にして写真を売っているのに「素人さん」が旅先で色の薄い写真ばかりってちょっともったいない。ネットで商品が取り寄せられるようになった今、プロだけが使う特殊機材ではないので積極的にキレイを追求してみるのも面白いですよ。

【★ミラーレス写真用品なんかない?:ミラーレス一眼のサーキュラーPL

区切り線

 

 

 

カメラの「サーキュラーPLフィルター」ってどんなもの??


自然の景色の色を強調させる効果があり、写真を際立たせるのが「サーキュラーPL」

一眼レフ フィルター サーキュラーPL

肉眼で見えない景色をフィルターでより分けてくれる「偏光」

強制的(人工的)に色付けをするような色付きのセロハンではなく、大気に舞うチリからの反射を取り除いたり、「光の入り込み方」を調整して「結果、鮮やか」に見えるようにしてくれる特殊フィルタープロの写真家は当然使っています。(だから幻想的で綺麗な写真なのです)

 

 

付けっぱなしのプロテクターと異なり、レンズに接続した後でもクルクル回して画質(偏光具合)を調整して使用します。

 

フィルター」の製造・販売メーカーで有名な会社は「ハクバ(HAKUBA)」と「マルミ(MARUMI)」、「ケンコー(KENKO)」あたりがメジャー。「サーキュラーPL」の別名は「偏光フィルター」。

PLフィルターはフィルム時代のフィルターで、プロテクターと違い「オートフォーカスが効かない」等 、メカニズムの関係で「役目は同じでもモノ自体が別」ですのでサーキュラーPLであることを確認した方が良いです。

 

■ ハクバ : WPCワイドサーキュラーPL・SワイドサーキュラーPL / XC-PRO サーキュラーPL / ULTIMAサーキュラーPL
■ マルミ : DHGサーキュラーP.L.D・DHGスーパーサーキュラーP.L.D / EXUSサーキュラーPL
■ ケンコー: サーキュラーPL / PRO1D サーキュラーPL / Zeta サーキュラーPL

 

サーキュラーPL(偏光フィルター)はレンズの前でクルクル回るようになっている

風景

サーキュラーPLはプロテクトフィルターと違い、レンズ前の「ねじ切り」にくるくるとはめ込んだ後、偏光具合を調整するためにフィルター全面が回転することができるようになっています。

その構造上、サーキュラーPLフィルターは若干「厚さ(高さ)」があり、「ワイド」や「スリム」等、できる限り薄く(フチを低く)作られたタイプがあります

 

フチの高さが高いフィルターをレンズ前に付けると、レンズの画角によってはフィルターの内側そのものが映り込んでしまう事があるため、購入時は価格だけではなくそのあたりの事まで考えて買うのがポイントです。

 

■ 高い撥水・防汚性能コーティング DHGスーパーサーキュラーP.L.D
52mm DHGスーパーサーキュラーP.L.D
 
58mm DHGスーパーサーキュラーP.L.D
 
62mm DHGスーパーサーキュラーP.L.D
 
72mm DHGスーパーサーキュラーP.L.D
 
77mm DHGスーパーサーキュラーP.L.D

 

 

サーキュラーPLの使い方と効果


クルクル回せば見えないものが見えて来る新しい景色の画像へ

 

レンズ前でクルクルと回すことができるサーキュラーPLは、回した場所によって効果が変わります
ある波長だけを跳ね返す目に見えないナナメの反射板がシマシマに入っているとイメージすると分かりやすいかもしれません。

左の写真サーキュラーPLを効かせた尾瀬の池塘の写真です。
池塘の底は泥炭質の「黒い泥」ですので、水面の光の反射が抑えられれば水底は「黒」く見えるのですね。

 

尾瀬ヶ原 池塘   尾瀬ヶ原 池塘
【サーキュラーPLの効果で緑は鮮やか&湖沼の底の土も直視できる】   【雲で影った撮影条件だが、PL不使用で空が写り込んだ肉眼画像】

 

右の写真は雲ってしまいましたが、サーキュラーPLを少しクルクル回して効果が無い状態で撮った画像です。
水面が鏡のように光を反射し、山の向こうの空には雲がない青空であることがわかります。(=反射光を除去していないので映り込む)

よく見比べてみると、奥にある木々もサーキュラーPLを効かせた写真の方が「明るくて濃い(=鮮やか)」木々の色になっているのがわかると思います。

肉眼では見られない反射のない異質な光景も良いですし、見た目通りの鏡のような水面の光景もまた良いですよね。
写真に「正解」はありません。

でも、偏光フィルター持っていなければ全ての水面は「空」が映り込んだ写真にしかならず左の写真のパターンを撮る事はできないのです。

 

片品渓谷 吹割渓谷 紅葉   片品渓谷 吹割渓谷 紅葉
【サーキュラーPLの効果を効かせた色鮮やかな紅葉の山】   【PL効果弱めで全体的に灰色がかったように見える画像】

 

別の日、埼玉県の「吹割の滝」を訪れた時、ふと見上げた山は紅葉が始まっていました。
三脚不使用でPLフィルターをくるくると回しながら写真撮影

またなぜか曇りで空は真っ白なのですが、PLフィルターの効果で画面全体の発色が強調されるため、灰色がかった残念写真以外の「紅葉」を残すことができました。

パッと見、同じような写真ですが、「決定的なわずかな違い」が生まれます。
「全体的に偏光(色を変える)」された景色は、写真の印象そのものが変わりますよね。

 

 

 

サーキュラーPLはちょっぴり難しい偏光フィルター


サーキュラーPLは太陽(光)の差し込む方向(角度)で色が変わる

 

さて、そんなPLフィルターサーキュラーPL)ですが、レンズ前に色メガネを置いて着色しているわけではなく、太陽光(物体が見える「光の反射」を含む「光」)の見え方を変える(=偏光)ようにして画質に効果をもたらしています。

フィルター自体がクルクル回ることによって偏光効果が変わるのも、着色ではなく偏光に必要な仕組みを用いているためです。
景色の色のコントラストが強調されるのは太陽光に含まれる様々な波長の中から、撮影結果にマイナスとなる光の成分をカットした結果「鮮やか」に見えるようにしています。

どれくらい不要な色(反射)を強く出したり、カットしたりするかはフィルターの回転角度によって変わり、もちろん、それは大もとである太陽の位置や角度によってガラッと変わります

 

ハイキング 登山道   ハイキング 登山道
【サーキュラーPLを強く効かせ過ぎるとちょっと不自然な時も】   【PL効果弱めの場合は灰色ががかった世界へ・・・】

 

現場でファインダーを覗くとわかるのですが、たとえば太陽が正面にある「逆光」状態ではPLフィルターの特殊効果は望めませんので、『「光源」によって意味のある時と役に立たない(効果が無い)時がある』ことを理解しておきましょう。

お日様がてっぺんにある時は強く効かせられるのですが、地平線近くに落ちると反射(目に見える景色)の光も地平線からの反射として直線的ですので、サーキュラーPLの効果が現れにくいかもしれません。

 

■ お試し価格のサーキュラーPL
55mm TiANyA XS-Pro1Digital CPLフィルター
 
62mm TiANyA XS-Pro1Digital CPLフィルター
 
67mm TiANyA XS-Pro1Digital CPLフィルター
 
72mm TiANyA XS-Pro1Digital CPLフィルター
 
77mm TiANyA XS-Pro1Digital CPLフィルター

 

 

自然撮影に必携のサーキュラーPLフィルター


自然の景色を鮮やかに撮るサーキュラーPLフィルター

一眼レフ レンズ フィルター

緑の中の撮影にサーキュラーPLの効果相性は抜群です。

肉眼とは多少異なる景色画像とは言えますが、実際の世の中の印刷物は全て「加工処理」がされて私たちの目に触れています。

PLフィルターサーキュラーPL)は、強調系の特殊フィルターなのですが、合成写真や加工写真ではなく、自然の光をフィルターで見やすくしているスタイル。

 

 

効かせすぎて不自然にならないように活用した方が良いでしょう。

 

【※転載・加工利用防止のため、写真は画像を縮小劣化させています。】

 

鳥海山 湖   登山道 山 岩場
【山形・秋田県 鳥海山】   【群馬県尾瀬 至仏山登山道の山頂付近】
蓮の花   カエル 蛙
【三脚+望遠マクロで蓮の花を撮影】   【三脚+近距離のマクロ撮影も緑色を微調整】
片品渓谷 吹割溪谷 紅葉   川 山 冷気
【色鮮やかな紅葉の景色は彩度が上がり効果が強くわかる】   【冷気が漂う東北地方の森林内の川】

 

日中の山旅の撮影はもはや付けっぱなし状態のサーキュラーPLです。

注意点としては光がフィルターを通して「減光(光が届く量が落ちる)」ため、一眼レフミラーレスの本体側は多くの光を取り込むべく「シャッタースピード」を遅くします。そのため、ブレやすくなる傾向があるので、三脚や一脚と併用した撮影をした方が良いかもしれません。

 

■ 低価格・脚&雲台一体型のファミリー向け万能三脚
スリック 800G-7
 
スリック 500G-7
 
ベルボン EX-444
 
ベルボン EX-440
 
ベルボン EX-330Q

 

夕方になった時にはPLフィルターの強調効果も無くなっていき、太陽の光も弱くなってさらにブレやすくなるため、取り付けていたサーキュラーPLを外して撮影した方が良いです。

プロテクトフィルターの先にサーキュラーPLを付けても良いのですが、レンズの先が長くなり、自宅に帰って撮影した写真を見てみると広角で撮った画像の全てにフィルターのフチが映り込んでしまっていた・・・・のようなことにならないよう、レンズプロテクターを外してサーキュラーPLを取り付けて撮影をすることをおすすめします。

 

 

 

【森歩き・山歩き・トレッキングの一コマ】


自転車 クロスバイク
【写真:茨城県・筑波山神社前にて撮影】

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

男子

サーキュラーPLってけっこうじゃじゃ馬なんですけどね。レンズフードを取り付けたままだと回転させにくい時もしばしばあったり、どう回転させても変な色にしかならない時間帯や角度もあったりする。その特性を覚えて意図的に強弱をつけた写真を撮る人が綺麗な風景写真」を残しているのではないでしょうか?一番よく使うレンズの径の物はあると日中の写真撮影が面白くなりますよ。

【★一眼レフ写真用品なんかない?:サーキュラーPL

区切り線

 

 

 

第三章 風景写真撮影+撮影機材 初心者ガイドの目次


エントリークラス(初心者クラス)の一眼レフやミラーレスでそこそこ綺麗な風景写真を残していこう。
下のリストから見たい項目をチェックして自由に必要な事を考えていってください。

 

風景写真撮影をサポートする機材解説
0:風景写真撮影+機材 ガイド目次  
1:レンズプロテクターとフィルターの径 5:スタンダード三脚の選び方のポイント
2:サーキュラーPLの効果と使い方 6:クイックシューの使い方と種類
3:クローズアップレンズフィルターの効果 7:三脚の高さと旅行用三脚の注意点
4:NDフィルターの効果と使い方 8:旅の最適撮影装備「一脚+自由雲台」
一眼レフ・ミラーレス一眼の撮影知識
1:ボディとレンズ解説 5:ズームと広角の画角の違い
2:絞りを変えてボカす&クッキリ撮る 6:現場で判断&調整するISO感度
3:ピントとボケの範囲解説 7:リレーズとリモコンシャッター
4:写真の明暗とシャッタースピード  
自然地域へ行く時の撮影機材を考える
1:SDカードの基礎知識 4:形状別カメラバッグレビュー
2:バッテリーっていくつ必要? 5:屋外旅行の充電対策
3:屋外でのレンズ交換+レンズフード 6:山林・森林での被写体探しの現場