登山靴 選び方 比較

登山靴購入記-05 ビブラム登山靴の耐久性・靴の寿命


登山初心者の登山靴購入記は「山登り初心者」の登山靴話

スクーター タイヤ

【写真:ゴムの摩耗性を考えてみるために思い出したのは耐摩耗タイプの「バイクのタイヤ」だった】

 

 

登山初心者の登山靴購入記 前回のあらすじ(海外ドラマ風)

登山靴

登山靴メーカーの製品カタログをもらい、素材や製品のグレードがある事を把握していく主人公。

直接価格に影響する高級素材「ビブラム」と「ゴアテックス

もちろん初心者・街暮らしの生活者として、それらが使われていない価格帯の登山靴も視野から外すことはなく、ノーブランドのスニーカー感覚のトレッキングシューズも見ていく。

 

靴底」が減っていなければどこの山でも歩き、登頂・下山することができるため、こだわるべきは「高級登山靴」ではなく、『靴底』。そして張り替え可能」というそれまでに考えたことが無かった概念に触れていく・・・

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

男子

実際、5千円の靴を履いていた人が2~3万円の登山靴を見ると悩みますよね、「・・・高い。」って。「履きやすいウォーキングシューズじゃダメなのか?」とか、何度も何度も『登山靴一足』と『いろいろなデザインの靴5~6足』を天秤にかけて考えたりするんですよ。ただね、靴は「新しければ良い物」ではないんだよね。別の物を買うたびに合わなくて何足か捨てるのは安物買いの銭失い。ビブラムソールだと張り替えできるし、うん、履き捨ての概念自体が違うんだよね。

【★軽登山登山用品なんかない?:登山靴

区切り線

 

 

 

靴底の耐摩耗性を考える ~『バイクのタイヤの場合』


耐摩耗ゴム(耐摩擦ゴム)の違いってそんなにあるのかな?

トレッキング旅に使っている125ccのスクーターのタイヤ、そう言えば、長距離の夏の旅のために出発前に交換した事を思い出しました。
平べったい車のタイヤと違って、バイクのタイヤは、前後2本。中央部の一点で接地するので減り方がわかりやすい

ちょっと見てみることにしましょう。

 

スクーター タイヤ
【写真:年しか経ってないのにリアタイヤの溝、完全に無くなってたじゃん!(違法-整備不良です)】

 

 

登山 道具

一番安いバイクのタイヤは確か、一年前に交換したものだったのだけれども、男体山の擦り減ってつるつるになっていたトレッキングシューズと同じように、たった一年でいつのまにやら減りまくっていたタイヤ

走行距離は確かに・・・昨年、東北地方まで往復2回、その他、北関東の尾瀬ヶ原(至仏山)まで往復2回、夏が始まる頃に新品に履き替えたタイヤなのでやっぱり一年だ

走行距離は一年間で5000kmと言ったところかな?

 

ちょっとだけ波打った減り方をしていたフロントタイヤは換えずに、リアタイヤだけロングツーリング用に入れ替えたのは一昨年ではなく去年だったはず。ガサゴソしていると昨年度のレシートが出てきた。※レシートの写真は省略

 

ある年・仮に「去年」 6/14 ・リアタイヤ代~4725円 ・工賃~2310円
(交換時の走行距離メーター19820km)

 

スクーター タイヤ
【写真:フロントタイヤは3年ほど未交換。なお50ccとは違い、サイズが違うので前後での入れ替えはできない】

 

交換していなかったフロントタイヤは長距離を走った記憶があるとはいえ、後輪はたった一年で限界を超える摩耗の仕方をするなんて。
さすがに今年、気が付いた時点で問答無用で交換したのだ。今年は寿命が来た前タイヤも同時交換。

ちなみに空気圧が低い状態でバイクに乗り続けると上の写真のフロントタイヤのようなデコボコの減り方をしていく。
クルマはもともとぺったんこの平べったいタイヤなのであまり関係はない。

 

ある年・仮に「今年」 7/5 交換後・・リアタイヤ代~4968円 ・フロントタイヤ代~4536円 ・工賃前後交換~3780円
(交換時の走行距離メーター26666km)

 

↑今年タイヤを交換した時のお店のレシートを転記した整備データ。

 

安いノーブランドのゴムタイヤでの走行距離は6846km(約1年)

やっぱり6846kmキロくらいしか走ってない。

 

スクーター タイヤ   スクーター タイヤ
【新品の耐摩耗タイヤに交換した日の前輪タイヤ写真】   【後輪も新品耐摩耗タイヤ。ペイントも見える】

 

今回履き替えたタイヤは「耐摩耗タイヤ」という触れ込みのモノをチョイスしてバイク屋さんに交換を頼んだもの。

昨年のリアタイヤ代とさほど価格に違いがないように見えるのだけれども、お店には去年選択した「一番安い価格のタイヤ(ノーブランドのゴムタイヤ)」もあり、1本千円 ほど価格が安かった。・・・たぶん、一番安いタイヤの方を値下げして耐摩耗性タイヤをお店の品ぞろえの中に投入したのでしょう。(前年は無かった)

 


5000キロ走行した(二週間)後の耐摩耗タイヤ

今年と表現したこの夏、この耐摩耗性タイヤに履き替えた後、超長距離のバイクツーリングの旅に出て2週間ほどですでに5千キロ以上走行したのです。その結果が下のタイヤの写真。

 

耐摩耗タイヤの走行距離は6446km(2週間)
スクーター タイヤ
【写真:耐摩耗タイヤの後輪。超ロングツーリング・・・関東から九州まで往復してみました^^;】

 

ある年・仮に「今年」 8/27 超ロングツーリング後の後輪タイヤ
(走行距離メーター33112km)

 

昨年溝が消えた安いタイヤの最初の溝の高さがどれくらいかはわかりませんが、今回の耐摩耗タイヤは同じ距離走った段階でもまだまだ溝がしっかり残っていました

同じ程度の距離数しか走っていないのにも関わらず、ノーブランドのタイヤ耐摩耗性に優れているというのを「売り」にしていたタイヤの違いをおさらいしてみます。

 

安いノーブランドのゴムタイヤでの走行距離は6846km(約1年)
スクーター タイヤ   スクーター タイヤ
ノーマルゴムタイヤ-前輪】前輪は2~3年換えていなかった   ノーマルゴムタイヤ-後輪】6846km走行した後輪タイヤ
上のタイヤから今回は「耐摩耗タイヤ」に換装(新品時の写真↓)
スクーター タイヤ   スクーター タイヤ
【耐摩耗タイヤ-前輪】ペイントクッキリの前輪   【耐摩耗タイヤ-後輪】加速で減りやすいのがバイクの後輪
耐摩耗タイヤの走行距離は6446km(2週間)・・・ほぼ同じ走行距離で全く違う
スクーター タイヤ   スクーター タイヤ
耐摩耗タイヤ-前輪】6446km走行した前輪   耐摩耗タイヤ-後輪】6446km走行した後輪

 

 

登山靴の「張り替え」まで考えて探すことをおすすめ


「ビブラムソール」と「自社オリジナルソール」の裏事情を深~く考えてみよう

 

ビブラム社の靴底ゴム素材(ビブラムソール)がどれくらい他の靴メーカーのオリジナルソール靴底のゴムと違いがあるかは分かりません。モンベルには「トレールグリッパー」 というソールがあるし、キャラバンには「キャラバントレックソール」があります。(ビブラム採用の登山靴ももちろんあります)この二社の共通点は「日本の登山靴メーカー」であることなんですね。

 

ドイツやイタリアの登山靴メーカーでビブラム以外の張り替え可能ソールの商品やサービスを見かけないのは「海外メーカー」だから(輸入した登山靴を販売している「取次」のため)です。

 

「自社の張替ソール」があるのは「日本のメーカーだから」なんです。

海外メーカーの登山靴のガルモントやローバーやシリオは本国でビブラムではない「自社製張り替え可能ソールモデル」を扱っているかもしれませんが、日本の輸入代理店(キャラバン=ガルモントの販売特約店やタカダ貿易=LOWAの販売特約店)は「ビブラム」ソールの張り替えは受け付けても「海外メーカーのオリジナルソール」の張り替え及び取次・下請け社員のようになり代理業務でコストが増えてしまい『ビブラムソールと価格が変わらなくなる』のでやらないと思うのです。

 


さて、考えてみましょう。
海外のほとんどの一流登山靴メーカーが揃って採用している「ビブラムソール」の登山靴を2万円台/3万円台で買うかモンベルキャラバン登山靴張り替え・修理代利益」狙いであえて自社ゴムを採用している1万円台~2万円台の登山靴を買うか・・・。


 

 

 

靴底をリフレッシュ・リボーンさせることができる靴


高くても延命前提であれば長期的に「安くて高性能な宝物」

白神山地 暗門の滝
【写真:本文中の「去年」にあたる年に歩いた青森県・白神山地の暗門の滝の一コマ】

 

 

登山 山登り

「本当に好きな森歩き山登り」を「趣味」と強く考えてみよう。

山登りでもこなせるどこにでも歩いて行ける靴・・・そんな靴の靴底擦り切れたら捨てるしかないのなら、5千円のノーブランドのシューズでいい
でも、靴底がすり減ったらそれだけを張り替え修理すればいい」ものがあるのであれば、「本体」が少し高くても延命前提のしっかりしたを履き続けることができるという事であり、それまでのの選択方法の概念と違う選択の方法ができるような気がしました。

 

『滅多に行く機会に恵まれない山や自然地帯を歩く時の専門靴』だった道具マニアのような高級登山靴だった認識『自分の趣味をもっと充実させてくれる宝物』に見えてくる。

 

張り替えの回数にある程度限度があるとはいえ、使い捨ての消耗品ではない「」の存在が、いろいろな期待感を底上げしてくれる。
5千円のトレッキングシューズに満足していた自分だったけれど、ひとまず、「ビブラムソール」の登山靴に対して、少し真剣に(高い登山靴の検討を)考えてみようかと心が前に進み出した。

 

山登り&ハイキングのこぼれ話

女子

バイクのタイヤ、まっ黒で全部同じように見えるタイヤでも耐久力みたいなのが全然違うんですね。こんな風に考えた事なかったです。だったらやっぱりビブラムソールの靴を大切に使って毎年履きやすいその靴でハイキングしていきたいかな。「知っていくと」お悩みポイントは増えていきますよね。ここで店員さん任せにしたりするときっと、どこか不満がある中途半端な登山靴を買ってしまうのかもしれない・・・。

【★女性用登山用品なんかない?:ハイキングシューズ

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第四章 山登り初心者の登山用品ラボの目次


不便や苦痛を経験しないと自分に必要な物は気付かない。登山用品は数時間の疲労を蓄積させない「目的」で考えよう。
下のリストから見たい項目を自由に散策してみてください。

 

登山用品購入記~登山靴編~
0:山登り初心者の登山用品ラボ目次  
1:登山靴購入記-01 前書き&事前情報 5:登山靴購入記-05 ビブラムソールの登山靴探し
2:登山靴購入記-02 序章・雷雨の下山 6:登山靴購入記-06 ビブラムの耐摩耗性を考える
3:登山靴購入記-03 擦り減っていた靴底 7:張替可能な登山靴の選択を考える
4:登山靴購入記-04 張替可能なビブラムソール  
登山用品購入記~登山リュック編~
1:登山リュックの種類と入れる物 4:細長い形の登山リュックを考える
2:街歩きのリュック&ショルダーバッグ 5:海外旅行的リュック&バッグ
3:おにぎり型の登山リュックを考える  
登山用品の知識と選び方ラボ
1:初心者が知りたい登山靴の種類 6:ゴアテックスの登山靴
2:5千円級のトレッキングシューズ 7:ビブラムソールの登山靴
3:1万円台のハイキングシューズ 8:靴底の張り替え前提で登山靴を考える
4:2万円台以上の登山靴&旅歩き靴 9:幅広の登山靴を探してみる
5:登山靴のサイズ・幅・素材 10:トレッキングポールの種類と選び方